虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

シンガポールの虫 singapore insects

シンガポールの沿線昆虫ガイド㉒チャンギ空港のバタフライガーデンで夢気分

久々に海外旅行…なんて行けるわけない。シンガポール虫旅…なんで行けるわけない。でも、たまには新型コロナウイルスなんて忘れて、夢気分に浸りたーい。ということで、今回は久々にシンガポール昆虫ガイドが復活。世界初の空港内バタフライガーデン(蝶園)…

シンガポールの沿線昆虫ガイド㉑ゲジゲジ大王のようなイナズマチョウ幼虫

シンガポール虫旅最終日のハイライトは、ゲジゲジ大王です。と言っても、ムカデ、ゲジ、ヤスデの仲間ではありません。れっきしとしたイモムシ、マンゴーイナズマ(チャイロイナズマ=バロン)という蝶の幼虫です。しかし、とてもイモムシには見えません。ど…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑲イベント自粛ムードを笑い飛ばすサンタのような白翁鳥

新型コロナウイルスの拡散で、出不精になっている昨今。悲しみにくれながら過去の旅行の思い出に浸るしかないですね。今回はサンタのような白い髭、白髪のハクオウチョウ(白翁鳥)をご紹介します。 白髪頭の笑うツグミ、ハクオウチョウ(白翁鳥) 英語名のW…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑱パシリスの蝶とイモムシと超がっかりマーライオン

新型コロナウイルスの感染拡大で外出する気になれず、鬱々としている人も多い今日このごろ。昆虫記者も、ウジウジと部屋にこもって、過去の海外虫旅を懐かしんだり、次の虫旅に思いをはせたりしています。 日本政府は水際対策を逐次強化するとか言ってますが…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑰パシリスの休日のお供は蛇とカブトガニとサイチョウ・続き

シンガポールのパシリス・ビーチの続きです。前回の題名にサイチョウとありながら、サイチョウが出てこなかったので詐欺だと思って、JAROに連絡した人もいるかもしれませんね。手が後ろに回るのは嫌なので、前回載せ忘れていたサイチョウです。 シンガポ…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑭繁華街オーチャードロードは蝶の道?

シンガポール最大の繁華街と言えばオーチャードロードです。昆虫記者とは全く縁のない高級ブランドショップや、高級ホテル、高級レストランなどが立ち並ぶ通りですが、そんなところで昆虫記者が何をやっていたかというと、やっぱり虫探しです。こりないやつ…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑬ブキティマからマレー鉄道跡、セントーサへ

ブキティマ山のふもとの秘密の小道には、蝶も多かったし、小川にはスッポンもいました。でも、本当は歩いてはいけない危険な道だったのです。 花に来ているエルナシロサカハチシジミは可愛いですが、実は獣糞など汚いものも大好きです。 花に来るエルナシロ…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑫シンガポール最高峰ブキティマに火の鳥アカショウビン

シンガポールの虫旅4日目は、決死の登山。なんて、嘘です。シンガポールに山なんてあるわけないですね。でも、一応現地日本人の間で「山」と呼ばれているのが、最高峰のブキティマ山です。標高はわずか163メートルで、シンガポール人はだれもこれを山と…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑪シンガポール動物園のオープン・コンセプトって何?

シンガポール旅3日目は、オープン・コンセプトの先駆けとして世界的に有名なあのシンガポールZOO、シンガポール動物園です。昆虫記者のために無料開放されるからオープンなのではありません(結構料金高いです)。檻をなくして、動物が暮らしやすい自然…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑩えーっ、これが世界遺産という感じのボタニックガーデンズ

この小さなシンガポールにも世界遺産があります。マリーナベイサンズとかシンガポールフライヤーとか、海に向かって水を吹くマーライオンのいるマーライオンパークとか、巨大マーライオン像のあるセントーサ島とか、派手な観光名所が幾つもありますが、世界…

シンガポールの沿線虫ガイド⑨珍獣ツパイって何者

セントラルキャッチメントの森は、まさにジャングルのようですが、しょせんは市街地に囲まれた緑地。珍しい動物に出会うことはないだろうと思っていたのですが、これまでの東南アジア虫旅で見たことのない珍獣に遭遇しました。 それはこんなやつです。 珍獣…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑧本格ジャングルのオオイナズマ蝶

いよいよジャングルが本格化してきました。ここからがお楽しみの本番。なのに、このあたりから健康オタクの華人の数がグッと減ってくるのはなぜなのか。彼らは自然に興味がないのか。虫に興味がないのか(あるわけない)。 大型のイナズマチョウの仲間、サト…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑦ジャングルがあるって本当?

シンガポール虫旅はようやく2日目に入ります。グルメも、ショッピングも、有名な観光名所も、何もない、ほどんど誰にも読まれないシンガポール旅の記録です。そんなものをなぜ続けているのかと言うと、完全な自己満足ですね。自虐趣味と言えるかもしれませ…

◎シンガポールの沿線昆虫ガイド⑥海辺の要塞、今は蝶の憩いの場

台湾旅行から帰国してもうほぼ2週間。虫情報と虫写真の整理に追われる毎日です(超充実の収穫です)。給料がもらえる翻訳系の仕事にも追われています。でも、シンガポール旅の残務も片付けないといけないし、人生って色々大変ですね。 シンガポール旅はまだ…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⓹ 虫捕りで禁固刑?

シンガポールは罰金大国なので、虫捕りは危険行為です。ラブラドール自然保護区は、保護区なので、当然虫捕りは禁止です。昆虫記者は虫捕りでなく、虫撮りが稼業なので「昆虫記者、違法採集で逮捕」といった緊急事態は起きないと思いますが、不安はぬぐえま…

〇シンガポールの沿線昆虫ガイド④ バードウォッチャー垂涎の長大な樹上遊歩道

〇シンガポールの沿線昆虫ガイド④ バードウォッチャー垂涎の長大な樹上遊歩道 ヘンダーソンウェーブを渡り、チビフタオチョウのイモムシだらけの舗装道を少し下ると、道の左手に「フォレストウォーク」という長大な樹上の高架遊歩道の入口があります。 樹冠…

シンガポールの沿線昆虫ガイド② ドラゴンに占拠されたマウントフェーバー

〇シンガポールの沿線昆虫ガイド② ドラゴンに占拠されたマウントフェーバー 夜行便でシンガポールに到着した昆虫記者。安ホテルに荷物を預けたら、早朝からマウントフェーバーでドラゴン(チビフタオチョウ幼虫)探しです。結論から先に言うと、ドラゴンフェ…

シンガポールの沿線虫ガイド① マウントフェーバーでドラゴンクエスト

〇シンガポールの沿線虫ガイド① マウントフェーバーでドラゴンクエスト 「さあ、熱帯の超先進都市シンガポールにドラゴンを探しに行こう」などと未来形で語っていますが、実は半年も前の話です。1週間後に台湾虫旅というのに、今年3月のシンガポール虫旅を…