虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

アサギマダラのミステリーサークル

 11日放送のNHKの「ダーウィンが来た」は、アサギマダラが主役のようですね。「真冬のこの時期にアサギマダラなんて季節外れ」って思いませんか。でも、そんなことはないんです。
虫の少ないこの時期、会いたくなるのは、八王子の小さな、小さな、アサギマダラの幼虫たちです。

ミステリースポットの八王子城跡。八王子の地名の由来となった牛頭天王と8人の王子の伝説に引き寄せられるように八王子神社に向かいます。
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山道のあちこちに散らばる毛玉は、キジョランの種。木の上のキジョランの実は、ほとんどの種がすでに吹き飛ばされてしまっています。
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地面近くに一つ、いい感じの実が残っていました。
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そして、キジョランの葉には、例のミステリーサークル。トレンチ行動という謎の行動の結果ですね。
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ミステリーサークルの中央には、例のミステリアスなイモムシ。これがアサギマダラです。この時期は、ほんの数ミリの小さい幼虫。
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オリンパスTG3の深度合成機能を試すには絶好のターゲットですね。
これが一枚目の写真。
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そしてこれが、焦点深度を変えた10枚連写を自動合成した写真。頭からお尻まで、かなりジャスピンですね。お見事です。この機能を使えば、ピンボケ写真はほぼ皆無になりそうです。 
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 これは別の幼虫。爪先と比べると、いかに小さいかが分かります。
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しつこく深度合成。これが一枚目。
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これが合成後です。病みつきになりそう。
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