虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

いくぜボルネオ虫紀行⑨=いよいよキナバル公園、虫もいるレストラン

insects of kinabalu park ①

 ボルネオ2日目、3月23日はKKからキナバル公園本部への移動日です。プチ観光をしながら、タクシーで公園へ向かいます。
 タクシー料金は公園まで200リンギ(約6600円)を提示するドライバーが多いようです。メーターがないので、交渉になります。200からいくら値切れるか。あるいは、200でいいから、途中であちこち寄ってくれと頼むか。すべてネゴシエーションです。

 先日の番組「感動地球スペシャル」でショコタンこと中川翔子さんが立っていた展望台です。近くにはアトキンソンクロックタワー
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 車が山道を登り始めると、キナバル山の眺めがいい場所に、土産物屋があります。1つ目は規模が小さく、のんびりした雰囲気。2つ目のナバル村の方が規模が大きくて、土産の種類も多いです。
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 土産物屋のドゥスン族の親子。住民のほとんどは、先住民のドゥスン族です。キリスト教徒なので、周囲に教会がたくさんあります。イスラムの色彩が濃い半島マレーシアとは全く違った世界です。子供は英語の書き取り練習中。

 午後はキナバル山が雲に覆われることが多いようです。公園本部からのほうがずっと眺めがいいので、公園に泊まる人は、あわててこんな薄ぼんやりした写真を撮る必要はありません。
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 昼過ぎ、公園本部に到着。
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 正面の赤い屋根の建物でチェックインしたら、昼食ですが、公園内のレストランはちょっとお高い。なので、公園の前の駐車場にある中華・マレー・レストラン、パナタランに行きましょう。公園内のバルサム・レストランだとお値段は4、5倍、公園奥のリワグ・レストランだと2、3倍になります。メニューも、パナタランの方がはるかに豊富。飲み物を付けても、一人10リンギ(330円)程度で済ませることができます。
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 レストラン「パナタラン」。右端の赤い屋根がキナバル公園入口です。

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 チキンカシューナッツ・ライス。7リンギぐらいだったと思います。

 ここでももちろん虫を探しましょう。テラス席には夜を明かした虫たちが必ずいるはずなので、天井、壁などは絶対チェックしましょう。
 夕食時は、スープの中に虫が落ちてくることもあるので、昆虫食の好きな人以外は、注意が必要です。

 天井には、いい感じのカミキリ虫
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 壁には、コケガ系の蛾
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 鉢植えには、擬態系のキリギリス
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 拙著「昆虫記者のなるほど探訪」でも、アジアの虫撮りの穴場をたくさん紹介してます。海外旅行の際には、是非異国の虫に注目を。グローバル化で人間界の異国情緒は乏しくなっていますが、虫の世界はまだまだ異国情緒たっぷりです。
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