虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

昆虫文学少女、キナバルへ② ナナフシ好きに捧ぐ

 麻由子ちゃんと言えば、やっぱりナナフシです。同じボルネオの同じキナバル公園でも、誰が探すかで、見つかる虫が、全然違います。麻由子ちゃんの目で探すと、擬態の名手であるはずのナナフシの姿が次々に暴かれていきます。

 熱帯ならではの苔に擬態したようなナナフシが色々。
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 そしてぶっといトゲナナフシの仲間。とまっている植物はシダの仲間のスパイクモス(イワヒバ)でしょうか。ナナフシの胴体の模様自体がまるでシダ植物。擬態なのでしょうか。絶妙の取り合わせですね。
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 これは幼虫か。小さいときからこんなゴツゴツした姿なら、どんな怪物のような成虫になるのか興味津々。
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 ごっついサカダチコノハナナフシ系のもいます。日本にはいないですからねー。垂涎物ですね。
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 いかにもナナフシ、まさにウォーキング・スティックといった、細くて長いのも色々。
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 日本ではナナフシの種類が限られているので、麻由子ちゃんのようなナナフシ・ファンも多くはありません。でも、東南アジアはナナフシ天国。「日本列島が東南アジアにあったら良かったのに」なんて思うのは、虫記者と麻由子ちゃんだけでしょうか。