虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

秋は丸々太ったイモムシの季節①アケビコノハ

  食欲の秋。焼き芋が美味しい季節です。野山では、カブトムシがいなくなり、セミが息絶えましたが、イモイモ君たちは丸々太って食べごろ、ではなくて撮りごろです。
 一番見つけやすいのは、公園、駐車場などのフェンス。掃除が行き届いたきれいなフェンスは最悪ですが、ヤマイモ、アケビヘクソカズラヤブガラシ、ツタなどが、めったやたらと絡み付いた廃墟風のフェンスなら最高です。
 葉がボロボロになっていたり、地面に糞が散乱しているような、汚らしく、みすぼらしい状態になっていたら、非の打ちどころがありません。
 そんな絶好の環境の、とあるフェンス。つる草が繁茂する中に、キラリと光る宝石のようなイモムシの姿。アケビコノハ君じゃありませんか。
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 いつもながらの、曲線美を強調した魅惑のポーズ。虫好きでなくとも、思わず抱きしめたくなりますね。

 歩きだすと、普通のイモムシ体型になります。
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 手のひらに乗せると、巨大なクエスチョンマーク。???
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 ポップアート風に撮ると、本当にポップアート、現代美術作品になりました。
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 山ほど糞が落ちていたので、このフェンスにはもっとたくさんいるはず。

 やっぱりいました。さらに巨大なアケビコノハ君です。
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 まっ黒系のもいます。
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 こんな小さいのも。たしかアケビコノハは成虫越冬。アケビの葉が枯れる前に羽化できるか心配になりますね。
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