「死滅拡散」とは、何と悲しい響きでしょう。年を取ると感傷的になります。でも、晩秋に見つけた卵から、家の中で累代飼育すれば、死滅拡散の呪縛から逃れることができるかもしれません。
しかし、野望は潰えました。3匹の幼虫のうち、蛹化できたのは2匹。
こちらは見慣れたシジミチョウ系の蛹の形です。蛹化したてなので、まだ幼虫の色が残っています。
しばらくすると、こんな色に。
もう一つの蛹は、全然雰囲気が違います。ウラナミではなかったのかも。何になるか楽しみにしていましたが、その後、明らかに生命反応がなくなりました。
最初の蛹は、12月に入って羽化しました。つまり、累代は不可能になり、死滅拡散をたった1世代、引き延ばしただけに終わったことになります。
来年こそは、冬期の累代を成功させて、都心の春の公園に放してやりたいと思います。