今年は暖冬。早咲きの梅はもう満開。八百屋では野菜の特売。何か変です。
フユシャク界のマドンナ、チャバネフユエダシャクも、早く出ないと冬が終わってしまう、寒い冬は永遠に来ないのではないかと慌てふためいていることでしょう。
12月末のフユシャク探しでは、そんな戸惑い気味のチャバネフユエダシャク♀を2匹見つけました。
木柵にじっとつかまっていると、鳥の糞です。
ところが、指乗せしてみると、急にスタスタと素早く歩き始めました。
丸々と太った卵たっぷりの胴体は、ホルスタインの名に恥じないボリューム。しかし、その6本の足は、モデル嬢のように細くしなやかです。この好対照がまた魅力ですね。
ナミスジフユナミシャクの♀はあちこちに。
一方、フユシャクの♂たちは、普通の蛾です。
これはチャバネフユエダシャクの♂だと思います。
♂の装いも色々ですが、「ただの蛾」扱いで、注目されません。人気はやはり、厳しい冬に暖かさを感じさせる豊満な♀たちですね。