誰も関心を持たないアルファルファタコゾウムシを飼ってみました。と言っても、100均の10個セットのプラケースにカラスノエンドウと幼虫を詰め込んで、放っておいただけです。愛情を注いでいないこと見え見えですね。
それでも幼虫たちはちゃんと育って、ケースの上部で透け透けのスカシダワラのようなセクシーな繭を作り、その中で蛹になりました。
繭の中の前蛹
半透明の繭の中で蛹になりました。
だれでも一生の中で一度は花を咲かせる時期、もて期があるとか言う人がいますが、アルファルファタコの一番輝いている時期は、この繭の期間かもしれません。
甲虫でこういう素敵な繭を作るものは少ないと思います。貴重な存在と言えるでしょう。どんな雑虫でも、育てているうちに愛着が生じるものですね。
繭の中の蛹を取り出してみました。やっぱり透け透けの衣装をつけている方が、魅力的です。
羽化したては赤っぽい色。
しっかりした成虫になると、いつものアルファルファタコゾウムシです。さっきまでの愛情は急速にさめていきます。