虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

魅惑のハムシワールド・クルミハムシ(天井からぶら下がるエイリアン蛹)

 5月29日にオニグルミの木で見つけた腹パンパンのクルミハムシ。
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 ハムシのお母さんは、どれもお腹が重そうで、大変ですね。弱い虫はたくさんの卵を産んで子孫を残そうとするのでしょう。
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 持ち帰ったらすぐに産卵しました。
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 たくさん育てるのは大変なので、少数精鋭で飼育開始。
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 6月10日にはもう前蛹です。お尻を天上に張り付けて、蛹になります。自然の中ではクルミの葉裏にぶら下がるそうです。
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 12日の蛹の様子です。
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 幼虫時代の長い腹部は、天井から吊り下がる細長い紐のような物体になり、その先にエイリアン的な蛹の本体が。これがたくさんぶら下がっていたら、壮観というか、壮絶というか、恐怖の館ですね。地味な、じみーなクルミハムシの見どころは、この蛹だったのです。

 しまった!。少数精鋭ではなくて、大部隊で飼育すればよかった。次回は大量飼育に挑戦したいと思います。

 そして6月13日にはもう羽化。サイクルは超スピードです。一体年に何化するつもりなのでしょうか。
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