虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

イチモンジチョウ幼虫。しまった!糞塔を忘れてた。

 今年の課題の一つは、イチモンジチョウの若齢幼虫の確保でした。高尾近くの秘密の緑地で、目標達成です。2匹確保しました。

 それは6月7日のことでした。スイカズラの葉を丹念に見て歩くと。
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 これは小さい。しかし、この小ささが重要なのです。スミナガシの幼虫と同様に、小さなカーテン状の隠れ家を作るのは、若齢幼虫の時だからです。

 小さすぎて見えないですね。ちょっと寄ってみます。

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 でも何だかカーテンがみすぼらしい。持ち帰って、もう少しましなカーテンを作らせようと思います。
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 いかがでしょう。スミナガシのようなシャンデリア的ゴージャス感はありませんが、葉っぱが小さいスイカズラですから、仕方ないですね。

 これで一仕事終わったと、気を緩めていたら、あっという間にイチモンジチョウの幼虫は成長。14日にはもう終齢に。
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 例の針山男の顔になっていました。
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 ここで、ふと思い出しました。イチモンジチョウの若齢幼虫と言えば、糞を積み上げた芸術作品が見ものだったはず。し、しまった。糞塔を確認するのを忘れていました。

 慌てて数日前の写真を確認します。何とかそれらしきものが写ってはいますが、カーテンに注目していたので、糞にはピントがあっていません。
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 また、一から出直しです。虫撮りの道は厳しいですね。