虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

昆虫記者の原点・糞虫も重戦車級

 自然は循環するもの。フレーザーズヒルの野生動物の糞はウォシュレットで流されることなく、森の中で分解され、木々の栄養になります。その際に、糞の解体、分解を手助けするのが糞虫ですね。人の嫌がる仕事を積極的に引き受けている見上げた心がけの虫です。

 この程度の小さい糞虫は、日本でもよく見かけますね。
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 しかし、熱帯の糞虫には、日本のカブト虫並みのでっかいのもいます。
 ダイコクコガネの仲間でしょう。糞をかき分ける前足が立派です。まさに糞に突進していく重戦車ですね。
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 メスもいました。手に乗せてみるとずっしり重い。腹の中には、食べたばかりの糞、あるいは出す直前の糞がぎっしり詰まっているのでしょう。
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