千葉のとある湿原の葦原。見回すと、あっちにも、こっちにもクロコノマチョウの幼虫。この葦には4匹います。
その中の一匹をズームアップすると、頭部正面の模様は、火事の火の字を擬人化したような見事なデザインです。
この幼虫は少し遠方で手が届かなかったので、近くの葦で別のを探します。
まずは黒の中心に緑の点が一つという、よくありがちな、つまらなそうな顔です。
そして、両サイドとウサギの耳のような角だけが黒のタイプ。頭部の緑の面積は、このタイプが最大となります。
マクドナルドの回し者のようなM字型。
M字型が少し変形すると、蝶のイラストのような柄になります。
さらに変形すると、3本川に。
そして、ついに発見。火の字型です。
でも遠くにいた最初の幼虫の方が、デザイン的には完成度の高い火の字でした。悔しい。
クロコノマ本人は、こんな遊びの道具にされているとは、全く気付いていない様子。「この暇なオヤジ、一体何やってんだ」と思っていることでしょう。
最後はかなり以前に撮った写真ですが、Wあるいは逆M字型です。