虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

昆虫記者の原点・トリバネアゲハとの再会その1

 マレーシア・フレーザーズヒルへと旅立つ際に、成田空港で目にしたのはあの「日本持ち込み禁止物」のコーナーで燦然と光り輝くアカエリトリバネアゲハ(ラジャ・ブルック・バードウィング)♂♀の雄姿でした。
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 フレーザーにもいないことはないはず(いるとの情報はネット上では全く確認できず)なので、久々の再会に期待が膨らみます。

 フレーザーでアカエリトリバネアゲハがいちばんいそうな場所と言えば、ジュリアウ滝周辺の水辺でしょう。

 川沿いの道はこんな感じ。いかにも蝶がいそうな場所です。
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 あちこちに、タイワンシロチョウ、イワサキコノハツマムラサキマダラなどが群れ飛んでいます。
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 まもなく滝壺。でも滝壺へと下る途中の手すりは、触らない方がいいです。こんな素敵な蟻の行列が展開されていたりします。
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 そしていよいよ滝壺に到着。規模としては大した滝ではないので、ここまでやって来る暇な観光客は、10分に一組ぐらいです。
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 岸辺にはイシガケチョウの姿。
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 そしてラジャ・ブルックも確かにいました。ネット上の日本語情報としては、貴重ですね。
 しかし、たったの一匹。高速で滝周辺をぐるっと一周して姿を消します。そして5分ほどするとまた戻ってきて一周。これでは、まともな写真は撮れません。ネット上に存在するラジャ・ブルックの写真の中で、恐らく最低、最悪の一枚でしょう。
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 帰り道で、もう一匹見かけましたが、写真は撮れず。このままで終わったら恥辱ものです。次回は、何としても汚名を返上しなければなりません。