江東区木場公園のミドリアムの周辺には、ベニカナメモチ(レッドロビン)の長大な垣根があります。赤い新芽、若葉が目に鮮やかです。虫が付きにくいので、垣根、街路樹として最近大人気ですが、ここまで増えてくると、虫の方も放ってはおきませんね。
6月上旬。若葉を見上げて歩いていると、「おっ」。ありました。ルリカミキリの食痕です。若葉の裏側から中央の葉脈をかじるのが特徴ですね。
いると分かれば、探せば必ず見つかります。カジカジしながら糞をする美しいシルエットです。
翅は瑠璃色。大きかったら人気のカミキリになるのでしょうが、リンゴカミキリ並みの小ささです。
頭の上の黒い点は、複眼が分断されたものらしいです。本体の大きな複眼は下の方にあります。目が四つある感じですね。前後左右、常に警戒を怠っていないのでしょう。
世田谷の砧公園周辺のベニカナメモチです。ルリカミキリの幼虫に食い荒らされた跡が痛々しいですね。
剪定されたベニカナメモチの枝先の切り口から、木くずが出ているのを発見しました。3月のことです。
切り口を少し裂いてみると、中からルリカミキリの幼虫が姿を現しました。なかなか狂暴そうですね。