雨期のタイ・カオヤイはやっぱり暑い。でも東京に戻ってきたら、もっと暑かった。猛暑の東京にいるくらいなら、虫を求めて東南アジアの熱帯に行った方が過ごしやすいです。
熱帯の蝶の中で、涼し気な蝶と言ったら、やっぱりマダラチョウの仲間でしょう。まだら模様が、シースルーの風通しのいい衣装のように見えます。
特にアサギマダラ系の水色は、スプリンクラーの水しぶきのようで、いかにも夏向きですね。
タイワンアサギマダラが飛んで来ると、気温が一気に2、3度下がったような冷却効果があります。もちろん気分の上だけの話ですが。
標高の高いところで数匹見かけました。暑さに弱い感じです。
こちらは、小柄で弱弱しい感じのヒメアサギマダラ。
お馴染みリュウキュウアサギマダラですが、夏場のカオヤイでは少数派です。
圧倒的に多いのが、このコモンマダラ。ビジターセンター近くの土手の花に群れています。地面で、ミネラル吸収中の群れもよく見られます。
ツマムラサキマダラは、公園入口を入ってすぐの寺院の駐車場に群れていました。羽先の紫色が売りなのに、もったいぶって、なかなか羽を開いてくれない困り者の蝶ですね。
キシタマダラです。黄色が入ると、涼しげな上に、華やかになります。
あまり涼しげでないのは、ルリマダラ系。シロモンルリマダラです。
カオヤイ公園内より町中に多いスジグロカバマダラ。鮮やかなオレンジ色は、ちょっと暑苦しいかも。