荒川河川敷の公園で集団越冬しているテントウ虫は、ナミテントウだけではありません。小さなキイロテントウも、トイレの壁の小さな隙間で小さな集団を作って越冬していました。
キイロテントウはたいてい、ナミテントウとは別の場所で、キイロ同士集まって越冬しています。小さいながらも、「並み」なんかと一緒にされたくないという誇りが感じられますね。
一方、大きなカメノコテントウは、時々ナミテントウの集団の中に混じっています。隣のナミテントウと比べると、大きさは「並み」とはだいぶ違いますね。「特上」ぐらいです。集団を率いるボスという感じです。
ひっくり返ると、羽を広げて上手に起き上がります。
おや?。穴からお尻だけ出しているこれは、一体何テントウ?。
これはテントウではありません。同じようなところで越冬していることもありますが、これはヨツボシテントウダマシ。
本人は騙しているつもりはないだろうに、汚名を着せられているようで、悔しくはないのでしょうか。
ついでに、葛西で見つけたべダリアテントウもご紹介。真冬でも活動しているらしいです。イセリアカイガラムシを退治するため、遠くオーストラリアから招かれた肉食ファイターです。戦闘シーンを見たくて、ずっと探していたテントウですが、強力な生物農薬とはとても思えない小さなテントウでした。