虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

熱帯のコメツキはまるでタマムシ=タイ・カオヤイの旅再開

 いつの間にか2018年。新年明けましておめでとうございます。筆不精ですので、色々とお世話になった方々に、年賀状も書いていません。この場を借りて、お礼申し上げます。そして、今年もどうぞよろしくお願いします。

 しかし時が経つのははやいものです。そろそろ次の海外遠征の計画を練らなければなりません。そこで、ふと思い出したのです。タイのカオヤイ国立公園シリーズが、蝶の部で打ち切りとなってしまっているではありませんか。このままでは、次のステップに踏み出すことができません。やり残した仕事があると、強烈な罪悪感から、落ち着きを失い、冷や汗たらたら、何事も手に付かなくなってしまうのです。

 と言うことで、信じ難いことですが、タイのカオヤイ国立公園シリーズ、甲虫編、コメツキ・タマムシの部から再開です。ほぼ半年もほったらかしなんて、信じられない怠けぶりですね。

 まずは、これ。
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 この美しさ。まるでタマムシですが、何とコメツキです。日本の常識では、コメツキと言えばゴミムシを細長くしたようなやつです。唯一の人気の源は、裏返したときに、米を突くようにパチンと跳ね上がるあの動作。子供の頃にコメツキ虫をいじめ通した記憶は未だ鮮明ですね。あのパチンが、英語ではクリック。コメツキはクリック・ビートルと呼ばれています。

 でも熱帯では、クリック遊びよりも、観賞用としての重要度が高いですね。熱帯のコメツキは、タマムシ的な金属光沢を持つものが多いのです。もう一匹みつけました。
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 なんとお美しい。もうタマムシなんて、眼中にないです。あなたが好きです。まずはお友達から、お付き合いしてください。

 と言うことで、お友達として遊んでもらいました。

 手のひらの上で裏返しにします。
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 すると、パチン。いかに美しくとも、やっぱりコメツキですね。
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 新年早々、こんなお遊びにお付き合い下さって、ありがとうございました。