虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

嫌な感じの毛虫と蛾たち=タイ・カオヤイの旅

 来週末からは、久々の海外虫旅です。目指すは、マレー半島のタマンネガラ国立公園。その前に、何としても、タイのカオヤイ国立公園シリーズを終結させねばなりませんね。「いつまでやってるんだ」という御批判の声もしっかりと受け止めながら、それでも自己満足で続けるカオヤイ・シリーズ。まさに、継続は力なりです。 

 今回は蛾です。嫌ですねー、蛾なんて。もちろん、もっと嫌な毛虫も含まれます。

 まずはキレイどころのイラガ系の毛虫。電気虫とも呼ばれる、ビリっと痛い毒毛虫ですね。でも美しい。体中にため込んだ電気を、毒針の先から放射しているような、緊張感のある美しさとでも申しましょうか。
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 続いては、南国独特の雰囲気をたたえた、まるで羽を生やしたような姿の毛虫たちです。
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 そして、見るからに毛虫、いかにも毛虫という感じの、正統派毛虫たち。
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 成虫の蛾の中では、ちょっと変わった姿のがこれ。ヒロオビヒゲナガに近い種類と思われます。髭の形がユニークですね。
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 あとは、ススメガ系、オオミズアオ系、ヒトリモドキ系、コケガ系などなど。
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 嫌な蛾、いやーな毛虫の中にも、ちょっと心をくすぐるいい感じのもいたりして、もしかしたら蛾とか毛虫も好きかも、なんて思ってくれたら本望です。