虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

東京都心、春の公園虫散歩(小石川植物園)

 東京都心の春の公園虫散歩と言えば、忘れてならない場所を忘れていました。小石川植物園です。今年も4月上旬に訪れていたのに、アップを忘れて、ゴミ箱に移動させていました。
 恐らく、それは、忘れたい悲しい出来事があったためでしょう。無意識のうちに、記憶を葬り去ろうと、写真を捨ててしまったのでしょう。

 小石川植物園に入園してすぐに、長年愛用してきたキャノンのパワーショットSX60HSが、壊れて全く動かなくなったのでした。以前から兆候はあったのですが、ギコギコいいながらも、なんとか動いていたのです。しかし、ついにおしゃかになりました。

 なので蝶などの望遠系の写真は全く撮れていません。悲しいですね。春の小石川と言えば、なにをさておいてもツマキチョウなのに。

 と言うことで、何と、ほぼ接写専用のオリンパスTGで、そっと、じりじりと近づいて、ようやく撮ったツマキチョウのメスです。
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 オスは全く近づくことができず、こんな点のような写真しか撮れませんでした。
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 なので、あとは接写系の写真ばかりになります。
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 まずは撮りやすいアカボシゴマダラの幼虫。
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 パワーショットが使えないならばと、本体とレンズを切り離して使えるという画期的カメラ、カシオのエクシリムでの虫撮りに挑みます。こういうカメラの被写体には、逃げない芋虫が最適ですね。
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 心休まる風景を間に挟んで
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 昔はこの売店のたばこの窓口で、入園券を買ったものですが
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 今は入口に券売機が設置されています。
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 そして、またTGで接写系。
 桜にはムネアカアワフキ♂♀がセットで。
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 シシウドの常連、ヒメシロコブゾウムシです。ヤツデにもいますが、こうしてわんさといるのは、たいていシシウドですね。あと、意外なところでは、日比谷公園で一面に繁茂するヘデラにたくさんいます。ヘデラもヤツデと同じウコギ科なんですね。
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 まるで陶磁器のような質感です。
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 あとは、キイロテントウとか、ナガメとか、ナナフシとか、どこにでもいる連中。
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 そして春だけしか見られないビロードツリアブ。これ、飛んでるところをTGで撮るのは大変なんです。
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  止まったところをカシオのエクシリムでパチリ。
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  これまでは、結構難しかった虫とのツーショットですが、エクシリムのお陰で簡単に撮れるようになりました。でも、インスタ映えを意識した自撮りに重点を置いたカメラなので、シャッター半押しができないなど、虫撮り用には使い勝手が今一つ。今後の機種で改善を期待したいところです。