4月下旬、金髪のお嬢さんたちの後をついて、東御苑へ向かいます。
二の丸庭園には、武蔵野の自然を再現した森があります。四季を通じて色々な花が楽しめますが、この時期は、フジ、シャガ、ツツジなどが満開でした。
コナラの若葉には、オオトビモンシャチホコらしき芋虫が、あちこちで群れていました。
コナラの葉が2枚重なった部分には、クヌギカメムシの幼虫が多く見られます。上から見ると、黄緑一色のお皿みたいな、つまらない姿ですが、真横から見ると、なかなか素敵な破線模様があるんですね。
アカスジキンカメムシの幼虫はエノキにいました。
鳥のフン擬態のオカモトトゲエダシャクの幼虫が、エゴノキとツツジに1匹ずつ。
北の丸公園へ移動。まるで自然の渓谷のような風景も見られますが、もちろん、人工的な川です。
桜の季節が終わった千鳥ヶ淵のボート乗り場は閑散。
トホシテントウは、今頃が羽化シーズン。
ナミテントウは産卵の季節のようです。
皇居のシロホシ系は、ムーアよりシロジュウシホシテントウが多い感じです。
近代美術館工芸館近くの防護柵には、アカボシゴマダラの蛹が付いていました。
高速道路を背景に入れると、都心らしさが強調されますね。
カシオのエクシリムで、柵の反対側からアカボシゴマダラの蛹を撮ってみました。色々と楽しみが増えるカメラですね。
最近わが家で羽化したアカボシゴマダラ春型の成虫です。
全然「赤星」じゃないじゃん、と言われそうですね。春型は赤い星がなくて、スジグロシロチョウを巨大にしたような感じの蝶です。初めてこの蝶を見た若かりし頃の印象は強烈でした。外国から飛んできた迷蝶に違いないと思ったものです。わりと歴史の浅い外来種ではありますが、関東ではアゲハチョウなみの日常的な蝶になりました。