私の昆虫写真の先生でもある森上信夫さんの新刊「虫・むし オンステージ」が届きました。
この本を見て、読んで、虫好きの子供たちが激増することを切に願います。スマホでゲームばかりやっていないで、外へ出て虫を探しましょう。体にもいいし、知的好奇心も育ちます。
スマホの小さな画面の中ではなくて、大きな自然の中で、自分の足と手と、耳と鼻と目で、すごい虫、芸術的な虫、おもしろい虫を見つけた時の感動を味わってほしいものです。
女の子なら、「いつだってスター」のきれいな虫から、この世界に入ってきて、昆虫趣味の未来を担ってほしいと思います。
この本の中での虫記者の一番のお気に入りは、ギンシャチホコの幼虫の「わらうおしり」です。
笑っちゃいますね。でも、本当はイモムシのお尻なんか眺めて面白がっている人間の方が、虫に笑われているのかも。
笑われてもいいんです。虫は、見る、撮る、捕まえる、飼う、観察する、標本を作る、なんていう色々な楽しみ方ができます。どんな楽しみ方でも、構わないんです。入口は何であれ、その先に広がる虫の世界は広大です。