虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

森上信夫さんの「虫・むし オンステージ」

 私の昆虫写真の先生でもある森上信夫さんの新刊「虫・むし オンステージ」が届きました。

 この本を見て、読んで、虫好きの子供たちが激増することを切に願います。スマホでゲームばかりやっていないで、外へ出て虫を探しましょう。体にもいいし、知的好奇心も育ちます。
イメージ 1

 スマホの小さな画面の中ではなくて、大きな自然の中で、自分の足と手と、耳と鼻と目で、すごい虫、芸術的な虫、おもしろい虫を見つけた時の感動を味わってほしいものです。

 女の子なら、「いつだってスター」のきれいな虫から、この世界に入ってきて、昆虫趣味の未来を担ってほしいと思います。
イメージ 2

 この本の中での虫記者の一番のお気に入りは、ギンシャチホコの幼虫の「わらうおしり」です。
イメージ 3

 笑っちゃいますね。でも、本当はイモムシのお尻なんか眺めて面白がっている人間の方が、虫に笑われているのかも。
イメージ 4
 笑われてもいいんです。虫は、見る、撮る、捕まえる、飼う、観察する、標本を作る、なんていう色々な楽しみ方ができます。どんな楽しみ方でも、構わないんです。入口は何であれ、その先に広がる虫の世界は広大です。