部屋でお茶を飲み、ひと休みした後、夕食。
部屋は綺麗ですが、肝心のバルコニーがなく、頑張って持って来た昆虫記者さんのライトトラップを設置する場所がない!
それでもホテルのスタッフがフレンドリー過ぎて全く憎めなく、まいっか…と言う気持ちになります。
大豆と野菜のサテー
野菜のカレー
ミーゴレン
それ程期待していなかったベジタリアン料理が旨い!
この美味しい食事を超特急で済ませ、ナイトウォークの集合場所へ急ぎます。
…が、8時の集合時間ぴったりになっても誰も来ない…
しかも夕方から降り始めた雨が激しくなってきた。
10分後、ガイドさん着。
ご一緒のドイツ人のご夫婦が降りて来たのは8時半をすっかりまわった頃でした。もう少しゆっくり食べてくればよかったと後悔です。
この旦那さまは鳥の写真を撮りに来られたらしく、ものすごく重厚なカメラをお持ちでした。奥さまは「ちっとも楽しくない!」と言いながら、ナナフシに会いたい私に、「今日見たのよ」とブルーのとても綺麗なナナフシの写真を見せてくださいました。
もしかしたら期待しても良いかも♪
これまで新月ばかりを選んでいたので夜がこんなに明るいことに驚きです。月の明かり強力です!
当然ですが、カリマンタンの景色は真っ暗で何も見えませんでした。
ドイツの方は寝ている鳥を探します。
私はナナフシを探します。
いました!
Male Epidares Nolimetangere
Kubahにもたくさんいたナナフシです。お久しぶり♡
セミは月夜の下で脱皮中です。
このセミはボルネオの固有種だそうです。
こんなに綺麗で神秘的なのに、鳥にとってはただの餌だからか、張り切って伝えに行ったのですが、ドイツ人の鳥好きさんは一枚も写真を撮ってくれませんでした!
一枚も・・です笑。
やはり虫好きと鳥好きの間には隔たりがあるのでしょうか…
もちろん地味なナナフシなんて論外かも?笑
でも、その鳥好きさんをも喜ばせたのがこの方。
ミツヅノコノハガエル先輩・・!!
トトロを彷彿とさせる堂々の佇まい。
このどんなことにも動じない感、そして果てしなく枯葉に溶け込んでいる感、そして何よりもこのロケーションのセレクトの完璧さ!すごいとしか言えません!
全員が激写している間、微動だにせずずっとカメラ目線をキープしてくれました。
今回はガイドさんに手のせを禁止されました。(ガックリ)
いつまでも見ていたかったです。
私はやはり擬態する生物が好きなのか…と再確認しました。
不思議な出会い〜〜♪
こちらでも脱皮中
樹上にも♪
まだこのボルネオハイランドに来て数時間だというのに、しばらくここにいるような不思議な感覚です。
この後車から全員で強力ライトを照らして、夜が更けるまで探検は続きました。
せっかく、ナナフシもミツヅノコノハガエルも登場して、大いに盛り上がっているところで、またまた昆虫記者登場です。期待を持たせて、次回につなぐ、朝ドラ的主要ですね。麻由子ファンから石ころとか、爆弾とか飛んできそうですね。