虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

鈴木海花さん飯能引っ越し記念虫捕り会

 虫愛づる姫君、虫撮る女性の先駆け的存在の鈴木海花さんが、飯能方面に引っ越されました。「虫中心の生活にしたいから」というのが、大きな動機になったようです。昆虫砂漠の都心の生活から抜け出せない虫記者にとっては、うらやましい限りです。
 飯能での生活も落ち着いてきて、虫撮りもますます好調のようなので、ご近所で虫撮りの穴場を紹介してもらおうとメールすると「いいところ、いっぱいあるよ」との返事。
 早速、狭山湖周辺の穴場を探索することになりました。東飯能から狭山丘陵近くの箱根ヶ崎までは、八高線でたった2駅なのです。

 ご主人と一緒に虫捕りに興じる海花さん。夫婦が趣味を共有できるなんて、これまたうらやましい。普通は、全然趣味が合わずに、ののしり合いになるものです。
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 海花さんはかなりのイモムシ好きです。なので、まずはイモムシから。

 ドドーンと迫力ある姿を見せたのは、オオミズアオです。これでもまだ4齢で小さい方です。
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 もう1匹いました。こちらはカメラ目線。撮られていることを意識しているかのようなポーズですね。
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 イラガ系の芋虫も。俺に触るんじゃないと言わん蛾ばかりの姿ですね。言われなくても、触りません。危険な毒虫です。
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 こちらはシャチホコ系。
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 笹の葉の中に隠れていたのは、たぶんコチャバネセセリの幼虫。
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 山芋の葉に隠れているのはダイミョウセセリの幼虫です。
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 葉先からぶら下がっていたのはホウネンダワラ。イモムシに寄生するホウネンダワラチビアメバチの繭ですね。イモムシを食べつくしたあと、こうして繭になってぶら下がります。腹いっぱい食べて、あとはブラブラ。いい気なものです。
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 ほとんどのイモムシを海花さんが発見する中、虫記者もついに一匹、そこそこ見栄えのいいイモムシを見つけました。たぶんナカグロクチバの幼虫です。
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 色々な絵具を水でといた瞬間のような、みずみずしい色彩ですね。