虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

海花さん引っ越し記念虫捕り②フンダマシの造形

 鈴木海花さんは、かなりのクモ好きでもあります。なので、今回はオオトリノフンダマシから始まります。

 オオトリノフンダマシを撮影する海花さんです。
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 被写体はこれ。まるで森のシャンデリアのような見事な造形ですね。ブランブランぶら下がっている二つの奇妙な物体は、オオトリノフンダマシの卵のうです。その上の枝に張り付いて気配を消しているのが、生みの親。チューインガムの噛みかすを張り付けたように見えますが、近くで見るとクモであることが分かります。
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 ススキのような葉に、もう一匹いました。
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 迫力ありますね。まるでエイリアン。SFの火星人のモデルはこの方ではないでしょうか。

 これもちょっとエイリアン的なイチモンジカメノコハムシの幼虫。
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 トビナナフシもいました。
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 地面をはい回っているのはアオオサムシ
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 ここまでは、あまり清々しい気分になれる虫が登場してないですね。せっかく秋の観光シーズンになったのに、秋雨前線でジメジメ状態という感じでしょうか。

 気分転換にちょっとかわいい虫を見つけました。ヨツボシテントウです。
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 なかなかに芸術的なアシベニカギバ。
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 そして、ウドの花に集まるミドリヒョウモン。これは美しい。ようやく秋晴れの風景らしくなりました。
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 最後はヤマトシジミの求愛。
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 結局このカップルは成立しませんでした。虫記者がじっとりと見つめていたせいかもしれません。「人の恋路をじゃまするやつは、馬に蹴られて死んじまえ」っていうような気分だったのかもしれません。

 別の場所ではしっかりカップルが誕生していました。
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