オオトリノフンダマシを撮影する海花さんです。
被写体はこれ。まるで森のシャンデリアのような見事な造形ですね。ブランブランぶら下がっている二つの奇妙な物体は、オオトリノフンダマシの卵のうです。その上の枝に張り付いて気配を消しているのが、生みの親。チューインガムの噛みかすを張り付けたように見えますが、近くで見るとクモであることが分かります。
ススキのような葉に、もう一匹いました。
迫力ありますね。まるでエイリアン。SFの火星人のモデルはこの方ではないでしょうか。
これもちょっとエイリアン的なイチモンジカメノコハムシの幼虫。
トビナナフシもいました。
地面をはい回っているのはアオオサムシ。
ここまでは、あまり清々しい気分になれる虫が登場してないですね。せっかく秋の観光シーズンになったのに、秋雨前線でジメジメ状態という感じでしょうか。
気分転換にちょっとかわいい虫を見つけました。ヨツボシテントウです。
なかなかに芸術的なアシベニカギバ。
そして、ウドの花に集まるミドリヒョウモン。これは美しい。ようやく秋晴れの風景らしくなりました。
最後はヤマトシジミの求愛。
結局このカップルは成立しませんでした。虫記者がじっとりと見つめていたせいかもしれません。「人の恋路をじゃまするやつは、馬に蹴られて死んじまえ」っていうような気分だったのかもしれません。
別の場所ではしっかりカップルが誕生していました。