ご近所の街角の虫の撮影に挑戦してきました。いえ、いえ、挑戦なんてものではありません。足腰が弱る中、ご近所の街角でお茶を濁したというのが真相です。
でも、ご近所をバカにしてはいけません。意外や意外、東京都心は深山幽谷よりも虫が見つけやすい。種類は限られますが、いるところにはうじゃうじゃいるというのが、都会の虫の特徴です。
そして、いつの間にか都会の蝶の代表格にのし上がってしまったのがアオスジアゲハですね。街路樹に食樹のクスノキ、タブノキが多用されているためです。特に東京湾岸には、塩害に強いとか言われるタブノキが多くて、低い所に枝が張り出していれば、アオスジアゲハの幼虫は簡単に見つかります。
街角らしさを強調して、幼虫を撮ってみました。
排ガスだらけの大通り沿いでも、へっちゃらなアオスジアゲハ。タフなやつです。
アゲハの仲間なので、怒ると臭い角を出します。
生息密度の高い都会では、色々なステージの幼虫を一度に見ることができます。
2齢ぐらいでしょうか。ボロボロの新芽には、こういうのが必ずいるので、見つけやすい。
終齢一歩手前の、鬼の金棒のような幼虫です。
目玉のような模様がかわいい。
そしてもちろん、成虫も町中をわがもの顔で飛んでいます。こんなきれいな蝶が街中を飛び交っているなんて、熱帯のようで嬉しいですね。