虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

春近し、テングチョウがお目覚め

 1カ月前とはまた違うフユシャクが見られるかもと思って、再び向ケ丘遊園駅から生田緑地へ。
 そうしたら、まず出てきたのは、蛾じゃなくて蝶。もう春が近いんですね。越冬から早めに目覚めたテングチョウが、日光浴していました。
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 テングチョウが飛んでいたのは、こんな風景の中。
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 フユシャク探しをしていると、寒さが身に染みてきますが、日光浴中の蝶を目にすると、春の日差しの温かさを感じます。人間の感覚は不思議なものです。
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 テングチョウですから、どれほどテングなのか、その鼻の長さをしっかりと写真に収めたいものです。
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 なかなかの長さですね。この鼻はパルピとか下唇髭とか呼ばれている器官ですが、一体何の役に立つのかよく分かりません。でも何となく、高速で飛ぶ戦闘機の先端のようで、格好いいですよね。何らかの感覚器官としての役割があるのかもしれませんが、高速飛行の際の空気抵抗を減らすため、なんていうのも夢があっていい答えかもしれません。

 ツバキの葉裏には、ウラギンシジミの姿もありました。これも、もうすぐ越冬から目覚めるのかも。
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 メジロとか、コゲラとか、鳥の姿も何だか春めいて見えます。
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 でもまだ、季節は冬。ちゃんとフユシャクの姿もありました。
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 ナミスジフユナミシャク

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 ウスバフユシャク

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 たぶんシロオビフユシャク

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 ナミスジフユナミシャクの♀かな。でも雰囲気がちょっと違うような。

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 これもフユシャクの♀ですが、種類は不明。
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