虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

シンガポールの沿線昆虫ガイド③ 一寸の虫にも五分の魂って言っても小さすぎるでしょ

 

 シンガポール南岸、マウントフェーバー付近の虫探しは、ドラゴン顔のチビフタオチョウ幼虫に集中しすぎたため、視界が顕微鏡モードになってしまい、イモムシ以外は異常に小さな虫しか見つかりませんでした。

 

 まずはトゲアワフキの仲間。

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トゲアワフキの仲間。かっこいいが、如何せん小さすぎる

 そしてハゴロモの幼虫。

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ハゴロモの仲間の幼虫。きれいだが小さすぎ

 どちらも5ミリに満たないような、ゴミのような虫です。一寸の虫にも五分の魂と言いますが、1寸は3センチぐらいだそうな。3センチもあれば、虫としたはかなり大型の部類に入ります。3センチもある虫をバカにするのは許せない。しかし、5ミリ以下となると、バカにされるのも仕方ないですね。

 

 蝶も、ベニモンシロチョウとか、ヤエヤマシロチョウとか、セセリの仲間とか、地味な顔触ればかり。次回からは、顕微鏡モードから広角と望遠モードに切り替えないといけませんね。

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ベニモンシロチョウ