台湾旅行から帰国してもうほぼ2週間。虫情報と虫写真の整理に追われる毎日です(超充実の収穫です)。給料がもらえる翻訳系の仕事にも追われています。でも、シンガポール旅の残務も片付けないといけないし、人生って色々大変ですね。
シンガポール旅はまだ1日目の段階のままでした。今回はMRTラブラドールパーク駅裏のラブラドール自然保護区の続きです。前回はマングローブ林を紹介しましたが、ここはかつて英国軍の要塞、フォート・パシルパンジャンがあったところで、静寂な森の中にドドーンと大砲があったりして、タイムスリップ感たっぷりのところです。普通の名所とグルメの観光に飽きたら、是非行ってほしいと思います。でも日本人は誰もいない、と言うか、そもそも観光客らしき人は誰もいません。
色々書いても、きっと、絶対、誰も行ってくれないだろうな。でも、みんな同じ場所に行って、同じような写真をインスタにアップして、そのうちつまらなくなりませんか。シンガポールはリピーターも多いはずなので、たまには異空間に行ってみるのいいのではないでしょうか。
ということで、まずは、森の中の大砲です。
でもこの要塞は、太平洋戦争では全く活躍しなかったそうです。敵は南の海上から来ると思っていたのに、日本軍は北のマレーシア側からやってきたからです。
今は静かな森の中を蝶が飛び交っています。平和はいいですね。たくさん飛んでいるのは、ツマジロアカイチモンジというタテハの仲間。英語ではナイトです。タテハチョウの仲間は、なぜか偉そうな名前のが多いです。ナイトとか、バロンとかいろいろな爵位をもらっています。
ここで出会った一番きれいな蝶は、シジミタテハの仲間でした。
あとはリュウキュウムラサキとか、コミスジの仲間とか、ごく普通の蝶がちらほら。まあ収穫が少ないのも仕方ないです。
ここにたどり着いたのはもう夕方。機中泊後の朝から歩き詰めの虫撮りの1日が終わろうとしている時ですから、もう体力も気力も限界だったのです。何だか言い訳がましいですね。これ絶対言い訳です。見苦しいですね。