今回はわが家の庭のような小名木川(隅田川と荒川を結ぶ水路です)で、魚、カニなどの観察です。昆虫記者がなぜ魚なのかというと、時間がないので、やっつけ仕事ということです。
虫の記事だと妙に力が入りますが、それ以外だと、エイヤッとばかり、やっつけになるのは何故でしょう。
まずは、エイヤッと黒鯛の群れです。
水面に日の光が反射するので、遠くの黒鯛はうまく撮れないのですが、ざっと目に入るだけで、20匹ぐらいはいました。
こんなにたくさん居るのに、簡単には釣れないのが黒鯛様ですね。狙っている人はけっこう多いのですが、釣れているのを見たことはまだありません。
そしてスズキです。大きな黒鯛も同居していました。
水がきれいとはとても言えない水路なので、汽水域ならどんな汚いところでもいるボラは常連さんです。
あの大きな体で時々すごい水音を立てて連続ジャンプするので、道行く人々がびっくりします。ボラの三段跳びなんて言うらしいです。
岸辺のヨシのすきまには、ベンケイガニがいる場所があって、ザリガニ釣りの要領で、スルメイカなどを使ってカニ釣りをしている人を時々みかけます。結構大きいカニなので、釣りごたえもありそうですね。
背中のゴツゴツとした模様が武蔵坊弁慶のいかつい形相に似ていることがベンケイの由来だそうです。確かに恐そうな面構えですね。