多摩ニュータウン付近の昆虫散策路シリーズ再開です。東京都外への旅行自粛で、今年は多摩センター駅を中心に多摩市、町田市、八王子市を徹底攻略することに。攻略と言うとカッコイイですが、実態は、都内引きこもり型の苦渋の選択ですね。
それでも、悪い事ばかりではありません(そう思わないとやってられない)。都心からすぐのところに、まだこんな里山的自然がたくさん残っていることに気付いただけでも収穫です。
今回は小山田の道から小山田緑地の続編。リョウブ(だと思う)の花に集まる虫から紹介します。
いつものハナムグリ系が群れ飛ぶ中に、モモブトスカシバの姿が。蛾の中には後ろ足をチアガール風に飾り立てているのが何種かいますが、このモモブトスカシバは、その中でも1、2を争う過剰装飾系ですね。
チアガールが手に持つポンポン(pompon)を後ろ足にたくさん付けているような姿ですが、別に誰を応援しているわけでもないようです。モモブトスカシバを見て、チアガールを思い浮かべるというのは「まぎれもなく欲求不満の証拠だ」と精神分析する人もいるでしょうが、そんなことはありません。チアガールは、世のすべての男性の永遠の憧れの対象なのです。
モモブトのポンポンはややトゲトゲしていて、チクチクと痛そうなので、ファンを引き付けるよりは、外敵に攻撃をためらわせる効果があるかもしれませんね。
ただ、飛んでいる時は、かなり邪魔そうでした。
リョウブの花のその他の訪問者は、つまらない姿のいつもの顔触れですが、容姿差別をしてはいけないので、一応紹介しておきましょう。
コアオハナムグリもたくさんリョウブに来ていたのですが、あまりきれいな絵になっていなかったので、コアオはアジサイとのコラボの写真にしました。
これ、たぶんリョウブの花ですよね。季節は6月末とちょっと早いのですが。
田んぼのイネもまだ小さく弱弱しい季節でした。