まだまだ夏のネタが全く処理し切れてないので、資料整理を兼ねて、夏の小野路続編です。昆虫記者の勝手な都合で、まだブログは夏なので、秋の気分になっている大多数の方々は、スルーして下さい。
でもブログとか、昆虫趣味とかのために、毎月1~2日は祝日が欲しいですよね。年を取ってくると土曜に虫撮りに行くと日曜は結構疲れてしまって、遅くなってから写真整理とかブログとかに取り組むことが多くなります。一億総活躍で死ぬまで必死で働くより、もっと楽しく生きたいですが、お金がないので、そうもいきません。なんか日本って、どんどん貧しくなっているような。
科学技術が発展すれば、人間はそんなに働かなくてよくなり、ヘリコプターでお金が撒かれるヘリマネの時代が来ると思っていたのに甘かったです。
などと色々言い訳をして、小野路の夏の名残です。
まずは目覚まし代わりに、グルグル目玉模様のハグルマトモエ。「変質者に注意。見てるぞ」というあの、犯罪防止ポスターを連想してしまうのは、心のどこかにやましさがあるためでしょう。何にも悪いことしてないのに。
アワブキの木ではスミナガシの幼虫が、夏の風流なスダレを作成していました。若齢の幼虫の模様は、体がブチブチ切れているようにも見えるので、このスダレに紛れることで身を隠すのでしょう。
ススキの葉をつづった中によく居るセセリ系の幼虫は、たぶんキマダラセセリとかチャバネセセリとかだと思いますが、今回のは、寄生蝿に生き血を吸われてミイラになってました。
奈良ばい谷戸には、畑を囲むようにクヌギが植えられていて、たいていクワガタの姿があります。
このあたりで一番大きな顔をしているのは、ノコギリクワガタですね。残念ながら、牙(大顎)の小さいのしか見つけられませんでした。
ここもコクワガタより、スジクワガタの方が圧倒的に多い感じです。
小さなスジクワガタを何匹も見た後だと、コクワガタがとてつもなく立派に見えます。改めてコクワのオスって、結構カッコイイと見直しました。
タラノキの花が咲いていました。タラノキが好きなのは山菜採りの人々だけではありません。