虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

梅雨時の高尾で毎年会いたい恋人はオオトラフコガネ

 梅雨時の高尾で毎年どうしても会いたい恋人と言えば、やっぱりオオトラフコガネ(オオトラフハナムグリ)ですね。妻子持ちの昆虫記者にとっては、恋人というより愛人ですね。妻との行事があっても、すっぽかして会いに行ってしまう相手です。

 なにせ、発生時期が短くて、梅雨と重なるので、週末虫ウォッチャーの身では会えるチャンスは年に1度か2度。なかなか会えないと、かえって恋心は燃え上がりますよね。

 とか言っても、出会えるのはほとんどがオスです。ということは、恋人と言うのはLGBTのGということになります。目立つところにいるのはたいていオスで、しかも、これぞオオトラフという美貌を持っているのもオスなのです。先週末は3匹見つけました。

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高尾のオオトラフコガネ。やっぱり美しい。

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前から見たオオトラフコガネ。ヒゲが凛々しいですね。

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横から見たオオトラフコガネ。ちょっと太めな感じもなかなかセクシー。

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後ろから見たオオトラフコガネ。黄色いパンツも見どころの一つ。

 ではメスはどんなでしょうか。気になりますか。それでは、2年間に撮ったメスの写真を紹介しましょう。何だかがっかりですね。マンションを買ってあげたい愛人とは、とても言えません。やっぱりオオトラフに関しては、LGBTの道を選ぶしかないですね。

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2年前に撮ったオオトラフコガネのメス。