オトシブミの仲間のかあさんの揺籃作りにはいつも感心させられますね。今回は水玉模様の装いがいじらしい、ゴマダラオトシブミのかあさんです。虫のかあさんは偉い。「かあさんが夜なべをして手袋編んでくれた~♫」。童謡「かあさんの歌を思い出します。そんな母さんは今は少ないでしょうが、オトシブミの母さんは、今も変わらず、せっせと揺りかごを作っています。
まずはまとめの写真から。高尾で蚊に刺されるのを我慢して撮ったので、かなりはしょってます。
森の栗やクヌギでこんな形の新鮮な揺籃を見つけたら、近くにゴマダラオトシブミがいる可能性大。
いました。やがて孵化する子供のためにせっせと揺りかご作りです。
適当にやっているようで、葉の切り方、巻き方すべて計算があるようです。
一つだけ、揺籃の中身を確認してみました。ちょっと可哀そうですが、昆虫学者(誰が?)としては、欠かせない作業ですね。
ゴマダラオトシブミは結構数が多い普通種で、見た目もかわいいので、じっくりと揺らんづくりを観察したい人にはお勧めです。毎年ゴールデンウィークごろからが見ごろかも。でもせっかくのゴールデンウィークを、オトシブミごときのために使うのはもったいないという意見もあります。やっぱり彼女とのデートを優先した方がいいですね。