先週、フジの葉を食べているアカイラガの幼虫を見つけました。可愛い幼虫ですが、毒針を持っているので、触ってはいけません。刺されるとかなり痛いそうです(試したことはありません。どなたか勇気のある人は試してください)。
アカイラガの幼虫と言えば、毒針付きの肉塊が、ポロポロと簡単に体から落ちるのが有名ですね。以前見つけた幼虫は、すでに幾つか肉塊を失っていましたが、今回のは、全部の肉塊を備えているようでした。
これは毒針付きの肉塊が取れていく様子を観察するには絶好ですね。取れた肉塊を触っても、毒注入の危険があるのかどうかも気になるところですが、私は試しません。どなたか勇気のある人は試してください。
先が赤く尖った毒針付き肉塊をほぼすべて失うと、それまで緑色だった幼虫は、なぜか半透明のプニュプニュのグミのようになってしまいます。この状態もまた、結構可愛いです。
この状態でも小さな針のようなものは残っているので、まだ毒注入能力が残っているのかもしれません。私は試しませんが、勇気のある人はご勝手にどうぞ。
プニュプニュのグミ状態になると、その後すぐに繭を作りました。羽化は来年でしょう。
一応成虫の写真も載せておきます。
良く見かける蛾ですが、対して魅力的でないので、いつもいい加減に撮影していて、良い写真は1枚もありませんでした。反省してます。