虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

ポプラの芋虫第2弾は、ガクッとランクが落ちてオオキノメイガ

 ポプラ並木でオオモクメシャチホコの幼虫を探していると、別の芋虫が副産物として手に入ります。「おまけ」のようなものですね。おまけなので、大した価値はありません。おまけに大きな期待を寄せてはいけまんせんね。

 今回のおまけは、オオキノメイガです。初夏に折りたたまれたポプラの葉を広げると、そのの中には大抵オオキノメイガの幼虫がいます。

折りたたんだポプラの葉の中にいるオオキノメイガ幼虫。

 幼虫の姿は、他のノメイガと似た形態で、これと言って魅力があるわけではありません。なので、飼育しようなどと思う人もほとんどいません。

 それでもあえて飼育すると、大して魅力のないオオキノメイガ成虫になります。それでもあえてセールスポイントを挙げるとすれば、ノメイガの仲間としてはかなり大型という点ぐらいでしょうか。

 オオモクメシャチホコの幼虫が見つかった時の「おまけ」、見つからなかった時の「残念賞」のようなものです。

オオキノメイガ成虫。小さいようだが、ノメイガの仲間の中では大型。

 オオキノメイガの幼虫を飼育している人がもしいたら、それは大抵悲しい「残念賞」ですね。今年は嬉しい本命についてきた「おまけ」でした。