都内の小川で岸近くの石をひっくり返したら、ヒラタドロムシの幼虫がたくさん張り付いていました。ほかの石をひっくり返してみると、ほぼどの石にこいつが付いている。結構たくさんいる虫なんですね。
成虫は何度か見かけていましたが、非常に地味で絵にならない虫なので、写真に撮った記憶はほとんどありません(反省)。今年は無視せず、しっかり成虫の写真も撮りたいと思います。
ヒラタドロムシの幼虫は、磯にいるアワビやヒザラガイのようで、昆虫らしくは見えません。
しかしひっくり返してみると、しっかりと顔があり、6本の脚もあります。腹部の白いビラビラは鰓(エラ)ですね。ちょっと気味悪い姿ですが、昆虫の祖先が、水中から陸へと進出していった進化の過程を見るようです。