虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

白髪頭の鵜と寝ぼけ眼のゴイサギ

 自宅から歩いて行ける範囲で、バードウォッチングの好適地を見つけました。灯台下暗しです。江東区仙台堀川横十間川が交差する付近。都会の真ん中の小さな運河なので自然の景観とは程遠いのですが、餌をやる人がいるので、水鳥がわんさといます。
 
 カモメに囲まれて、恐くないのでしょうか。かわいいユリカモメの本性見たり。
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 みんなが餌をやるので、カメラを構えただけで、鳥の方から寄ってきます。こういう状況は、恐らく自然観察とは呼べないでしょう。骨のあるバードウォッチャーは、こんなところには来ないので、大きなカメラを持っていたのは私だけでした。
 
意地汚さでは互いに引けを取らないキンクロとオナガガモ
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 でも、狭い範囲にサギだけでも、アオサギゴイサギダイサギコサギとそろっていて、根性のない、にわかバードウォッチャにはもってこいの場所です。
 
立ち姿は千両役者。でも、たまには魚捕まえて見せて。
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 運河の交差点の人工島はサギたちのねぐらになっているようです。
 ゴイサギは夜行性らしく眠そうです。
 
「めっちゃ眠いんですけど」
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 とうとう眠ってしまいました。時々ヒヨドリ(左端)がちょっかいを出しますが、われ関せず。さすが大物です。
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 鵜のカップルがいました。白髪頭はオスの婚姻色なのだそうです。なんと、鵜の世界では、白髪頭の方がメスにもてるのです。人間界もこうであれば、高齢化社会も楽しいのですが。
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 近くには、ドバトとスズメにベランダを占拠されたアパートも。こうなると、糞害に憤慨する人もいるでしょう。
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 電信柱にはカップルらしきオナガの姿。
 「君の瞳は100万ボルト」などと愛をささやいているのでしょうが、感電注意。
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