虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

台湾最南端虫めぐり⑤ 本当にいたキマダラルリツバメ

 墾丁の情報を調べていたら、古い旅行ガイドブックにキマダラルリツバメの写真がありました。ホンマにいるのかいな、と疑っていたのですが、いました。さすが地球の歩き方
 でも、虫を探しに通った森林遊楽区ではなくて、ちょいと町の観光に出かけた先にいたんです。なので、重い望遠は持っていなくて、なんと、息子のコンデジで撮ってもらいました。一番嬉しい出会いだったのに、コンデジとは。トホホ。
 
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 キマダラルリツバメは幼虫が蟻の巣で育つという変わり者です。
 
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 尾錠突起が4本あるのは、日本にいるシジミではキマダラルリツバメだけだそうです。日本のとはちょっと模様が違うので、亜種なのかもしれません。
 
 カクモンシジミも山ではなく、街中が好きなようで、ホテルの周りにたくさんいました。
 
 これが♂
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 これが♀
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 ♂♀で表の色柄が全く違います。あちこちで、美女争奪の激しいバトルが繰り広げられていました。
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 表より裏が圧倒的にきれいです。 
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 あとは、台湾にまで来て、なんでこんな小さくて地味な蝶撮ってんの?と言われそうなやつらばかりです。
 
 ヒイロシジミの♂です。羽を開くとウラギンシジミのようなオレンジが鮮やかなのですが、閉じるとこんなです。
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 ホリイコシジミとか言うらしいです。ヤマトと大差ありません。
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 たぶんヤクシマルリシジミ。せっかく羽を開いたと思ったら、ひどい枝かぶりです。
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 ルリウラナミシジミでしょうか。これも羽を開いてくれませんでした。
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