おとぎ話でさえ、王子様とお姫様がハッピーエンドを迎えるためには、数々の苦難を乗り越えなければなりません。天女の羽衣を手に入れるのも、命がけです。
天然のプール。探検隊には泳いでいる暇はありません。
この穴の中にいるかなと覗き込むと、サソリのねぐらだったり。
上から斜め下に伸びているのが毒針のある尻尾だそうです。
ここかなとノックすると、タランチュラが飛び出してきたり。
深い森の中で途方にくれていると、足元にヒルが忍び寄ってきたり。
そしてついに、命がけの冒険者だけが出会えるというビワハゴロモの高貴なお姿が今、目前に。なんちゃって。難行苦行のように書きましたが、実はガイドさんがいとも簡単に見つけてくれました。木に生えた苔と色模様が似ているので、自力で発見するのは、結構難しいかも。
最初のはちょっと、控えめな和風柄のやつでした。でも象のような鼻は立派です。ガイドさんが捕まえて羽を広げて見せてくれました。この下翅こそがビワハゴロモの本当の魅力。上翅が和風だと思ったら、下翅も見事な着物柄。この造形、この色柄は、やはり神のみぞ成せるわざです。
次回はど派手なイケイケギャル系のビワハゴロモが登場する予感。