昨日は横浜市の公園で、久々に初恋の人と再会したような気分になりました。なーんて言っても、全然ロマンチックな話ではありません。
何年ぶりかで、オオキンカメムシとトゲナナフシに出会えたというだけです。虫好きでないと、この胸のときめきは分からないでしょう(と言うか、分かりたくもないでしょう)。
まずはオオキンカメムシ。アブラギリの実が既に落下し始めていたので、越冬地への移動の前にアブラギリの林でオオキンカメムシを見られるのも、あとわずかの期間かもしれません。この日は何とか5~6匹を目にすることができました。
以前と比べるとだいぶ数が減っている印象ですが、それでも恋人に振られなくてよかったです。
そしてトゲナナフシ。こちらはオオキンカメムシより、ずっと、ずっと久しぶりの再会でした。ほぼ確実にメス(単為生殖が基本のためオスはめったにいません)なので、まさに初恋の人(虫)との再会ですね。でも見た目は、初恋の可憐な少女からは程遠いです。
トゲナナフシは基本的に夜行性なので、昼間は物陰に隠れていることが多いですね。なので今回は、徹底的に道端の側溝を探索(超地道な作業です)しました。そして苦労のかいあって、ついにトゲナナフシを発見。でも見つけたのは1匹だけなので、側溝で探すのは非常に効率が悪いです。皆様にはお勧めできません(丸一日側溝のゴミを眺めて収穫ゼロという悲惨な状況になりかねません)。
近くに普通のナナフシもいました。
ほかにキレイどころでは、ナミハンミョウ、ポピュラーな大物ではカブトムシもいました。最終盤のアブラゼミは、あちこちでカマキリやスズメバチの餌食になっていました。
残虐シーンで終わるのは良くないので、締めくくりは夏の花。サルスベリとセンニンソウです。