虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

闇に生きる虫、ユーカリハムシ

ユーカリの木にはユーカリハムシ。コアラと一緒にちゃっかり日本に住み着いたハムシですね。 夜行性と言われますが、成虫は昼間も結構活発で、巷で言われているほど、暗い性格ではないと思ってました。 しかし、本当に性格が暗いのは、幼虫だったのです。 5…

名前に似合わずかわいいヒゲブトハナムグリ

津久井湖城山公園シリーズ。残り物というか、ラストはヒゲブトハナムグリです。残り物には福がある。残り物とは言え、一番かわいいかもしれません。 ヒゲブトハナムグリは、一か所に集まる癖があるようで、1匹いればその近くに10匹ぐらいはいると思ってま…

まぎらわしい草を虫で見分ける。アマチャヅルとカナムグラ

世田谷区の砧公園には、アマチャヅルもあれば、カナムグラもあります。この二つは結構似ていて、見分けがつきにくいんです。でも大丈夫。この時期どこにでもいるアトボシハムシとか、トホシテントウとかが、噛り付いていればアマチャヅル、キタテハの幼虫が…

砧公園のエノキの主はヤツボシハムシ

東京・世田谷区の砧公園のエノキと言えば、虫記者的にはヤツボシハムシです。ともかく多い。別にエノキを探さなくても、シーズンには柵の上とか、道端とか、至るところで見かけます。 エノキに付くハムシと言えば、普通はエノキハムシですよね。これはどんな…

幸せの青い蝶ユリシス=ドットコム更新しました

奥菜恵さんと、斎藤工さんが共演した映画「ユリシス」でも知られる幸せの青い蝶伝説。時事ドットコムの豪キュランダの旅シリーズ第3弾は、このユリシス伝説の恩恵にあずかろという魂胆が見え見え。 ところが何と、オーストラリア全土の蝶飼育施設で、異常事…

フジハムシの成長アルバム

津久井湖城山公園シリーズ。次はフジハムシ。春はハムシの色々なステージが一気に見られるのが楽しいですね。 藤(フジ)の幼木の葉がこんな風に食い荒らされていたら、越冬明けの成虫、卵、幼虫と色々見られる確率大。 成虫発見です。 卵もありました。ルビ…

津久井湖で金塊、なんちゃって、ただのジンガサハムシです

津久井湖城山公園シリーズ。今回はキンキラのジンガサハムシです。 ヒルガオの葉に、こんな丸い穴がいっぱい開いていたら、いる、きっといる。 葉っぱをひっくり返てみると、穴の横にキンキラキンの輝き。その隣にあるどす黒い糞が、ジンガサハムシの美しさ…

ウイルスにもめげずウスバシロチョウ探し

数日前、パソコンが壊れました。フリーズすると同時にウイルスバスターのファイルが消滅するという、すごい破壊力でした。もしかして、タイミング的に世界中を震撼させている身代金要求型ウイルスの親戚?。 まあ、ボロのパソコンだったので、ちょうどいいき…

夫はただの邪魔男・エゴツルクビオトシブミ

津久井湖城山公園の別の場所に移動しました。 ここのエゴノキも揺籃だらけ。 さっきとは別のエゴツルクビオトシブミのカップルを発見。やはり、揺籃作りの最中の♀を狙うという、どさくさ紛れの交尾をしてました。エゴツルクビの世界では、このパターンが定着…

揺籃作りの最中に不謹慎な交尾・エゴツルクビオトシブミ

ゴールデンウィークも残り少ない5月6日は、久々に津久井湖城山公園です。車を廃車にしたので、今後は電車、バス、徒歩での虫旅です。乗り合いバスの旅とか、ぶらり何とか旅とかはやっているので、流行の最先端とも言えます。それに、もう車の運転がスリル…

奈良の春は宝石糞虫の恋の季節

◆奈良公園の春はルリセンチコガネの恋の季節 親戚の病気見舞いで、4月半ばは京都にいました。京都まで来たら、ついでに奈良にも行きたいですよね。奈良と言えば奈良公園。奈良公園と言えば鹿。鹿の糞と言えば、当然ルリセンチコガネですね。 関東のオオセン…