虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2016-09-01から1ヶ月間の記事一覧

麻由子ちゃん、ボルネオ・ムル国立公園に進出

昆虫文学少女の新井麻由子ちゃん。今年の夏休みの旅は、ボルネオのグヌン・ムル国立公園でした。ムルと言えば巨大洞窟。と思うのは一般の観光旅行者ですね。 麻由子ちゃんにとっては、虫がどっさりいるという情報の方が大事です。特に重要なのは、ナナフシ…

ムラサキツバメを飼育したいという暇なあなたへ

都会で一番見つけやすいシジミチョウの幼虫と言えば、ムラサキツバメかもしれません。成虫の数から考えれば、ヤマトシジミやベニシジミの方が圧倒的に多いのですが、なにせヤマトシジミの食草のカタバミとか、ベニシジミの食草のギシギシ、スイバとかは、あ…

トリバネアゲハと露天風呂=ドットコム昆虫記者更新

時事ドットコムの「昆虫記者」、更新しました。今回は「トリバネアゲハと露天風呂ざんまい」。マレーシアの川辺の露天風呂にふさわしい風景と言えば、紅葉でも浴衣でもなく、温泉好きの国蝶ラジャブルック・バードウィング(アカエリトリバネアゲハ)です。 …

ヤマトシジミを飼育したいという奇特なあなたへ

熱帯の虫の紹介が続いた後は、日本の都会の街中で一番普通に見られるヤマトシジミです。天と地ほど落差が大きいですね。 あまりに普通で、あまりに地味で、あまりに小さい蝶なので、あらゆる人々に無視されている蝶です。なので、その幼虫を探した人とか、飼…

昆虫記者の原点・一見こわもてのクモたち

マレーシア・フレーザーズヒルの道の両側の土手を眺めて歩くと、こんな穴があちこちに開いています。これがアースタイガーと呼ばれるタランチュラの仲間のクモの巣です。 夜行性なので、昼間はあまり出歩いていませんが、穴の入り口あたりに顔を出しているの…

昆虫記者の原点・糞虫も重戦車級

自然は循環するもの。フレーザーズヒルの野生動物の糞はウォシュレットで流されることなく、森の中で分解され、木々の栄養になります。その際に、糞の解体、分解を手助けするのが糞虫ですね。人の嫌がる仕事を積極的に引き受けている見上げた心がけの虫です…

昆虫記者の原点・フレーザー夜の雑虫

マレーシア・フレーザーズヒルの夜。本命の大物以外に、どこにでもいそうな雑虫もたくさんやってきます。 ウバタマコメツキの仲間でしょう。机の上で裏返して、こめつき運動をさせてしばらく遊びました。大型コメツキなので、ジャンプする高さも半端ではあり…