虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

夏の夜はツチニン、ヌケニン、テッカニンを一気にゲット

夏バテ気味で、週末も遠出はせず、夕方涼しくなってから徒歩5分の都心の公園へ。午後7時、セミの幼虫がぞろぞろと地面から這い出してくる時間ですね。 いつもなら、週末でもそんなに人がいない公園なのですが、今年は何か違う。スマホを持った大人がぞろぞ…

チビタマのモテ期は幼虫期、その2

クズノチビタマの幼虫は、クズの葉に潜ったまま、上と下の表面を残して、中間の葉肉だけを食べ進みます。その食べ方には一定のリズムと法則があるようで、食べ跡は、産卵痕を起点とした魚のウロコのような模様になります。ウロコ一枚分を食べ終わったら、仕…

チビタマのモテ期は幼虫期

チビタマと言えどもタマムシ。これまではバカにし切ってきましたが、今年は心を入れ替えて、きちんと観察することに。 チビタマで一番観察しやすいのは、何といってもクズノチビタマムシです。クズの茂みでの生息密度は、コフキゾウムシ以上に高いと思われま…

ナメクジハバチの幼虫はまるで水まんじゅう

ナメクジハバチの幼虫は夏向きですね。水ようかんのような、水まんじゅうのような瑞々しさ。片栗粉のような半透明の皮はいったい何でできているのでしょう。気になりますね。 こいつはケヤキにいたので、ケヤキナメクジハバチの幼虫でしょう。水まんじゅうの…

魅惑のハムシワールド・犯行現場から消えたエノキハムシ

エノキハムシの被害は甚大です。幼虫が春に大量発生すると、新緑が生い茂っていたエノキは見るも無残な姿に。 あちこちに、ご飯粒をつぶして張り付けたような幼虫の姿。 大きめの幼虫を指乗せしてみると、体側に恐竜のようなトゲが並んでいて、なかなか格好…

夢の島公園のジャコウアゲハ天国

ユーカリハムシを見に行った夢の島公園。ついでに、ジャコウアゲハの幼虫をどっさり見つけました。 この場所、ジャコウアゲハの成虫がたくさん飛んでいるので、以前から気になっていたんです。ちょっと斜面を下ると、ウマノスズクサがあちこちに。当然、ジャ…

夢の島公園の名物ユーカリハムシ

東京・江東区の夢の島公園には、日本最大と言われるユーカリの森があります。オーストラリアからコアラを譲り受ける準備として、餌のユーカリの葉を確保する必要があったため、ユーカリ畑を作ったとか言われています。 今やそのユーカリは鬱蒼とした森になっ…

昆虫記者の原点・コーカサスオオカブト雌の凶器

フレーザースヒルに到着した時には夜の9時を回っていました。8時には着ける計算だったのに、空港のパスポートコントロールで1時間無駄にしたのが痛かった。「マレーシアに働きに来た」感のある人が多い列に並んではいけません。そういう人は、チェックに5…

昆虫記者の原点、マレーシアのオオウスバカミキリ

マレーシアのクアラルンプール郊外の高原保養地、フレーザーズヒルから帰ってきました。もりだくさんで、現在ヘトヘト状態です。 フレーザーズヒルは、実は昆虫記者の誕生の地、原点と言ってもいいところです。今から13年前に、シンガポール特派員時代にこ…

またマレーシアへ行ってきます。テナガコガネとの再会なるか。

3日の日曜日から、早めの夏休み。行き先はマレーシアの首都クアラルンプールから恐らく一番近い高地雲霧林に覆われたフレーザーズヒル。もう10数年前のことになりますが、シンガポール特派員だったころ、子供を連れて、フレーザーでの某昆虫教室に参加し…

キマダラヒカゲ成長記録

今回はあまりきれいでない、ありふれたチョウの代表のようなキマダラヒカゲです。日陰者の中でも、トップクラスの日陰者です。 普段はカメラを向ける人さえ、あまりいないかもしれませんね。でも、笹の葉の裏側に産卵中となれば、少し価値が上がります。 ど…