虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2012-07-01から1ヶ月間の記事一覧

コカブト並みのチビカブト

忙しくて長い間ベランダでほったらかしにしていたカブトムシの飼育水槽をのぞいたら、先日のコカブトムシみたいに小さなカブトムシが3匹羽化していました。カナブンにも負けそうなチビカブトですが、すこぶる元気で、ようやくありついた昆虫ゼリーにかぶり…

小さな小さなカブトムシ

今回も特別出演シリーズ。先日代々木公園で見つけたコカブトムシです。日本はカブトムシの種類が少なすぎ。本州にはたぶん、カブトムシと、コカブトムシの2種類だけしかいないと思います。コカブトは小さくて(コフキコガネよりちょっと小さい)、一見どう…

懐かしいホソミオツネンとの再会

21日は栃木県茂木町の山あいの棚田に行ってきました。落ち着きますね、こういう風景は。日本人に生まれてよかったって感じです。満開のヤマユリがアクセントになっていました。 本命のハッチョウトンボは不在でしたが、懐かしいホソミオツネントンボに出会…

カナブンもこれだけ集まると恐い

先週の代々木公園。クヌギの樹液にカナブンがひしめき合っていました。弱っちいカナブンもこれだけ集まると迫力。とても触ろうという気になれません。何か、別の生命体に見えて不気味ですね。 子供のころは、よく糸を付けて飛ばして遊んだものです。あのころ…

一文無しの地底戦車

またまた特別出演。今回は、先日箱根で出会ったオケラです。ついでに、箱根で紹介しそびれていたハコネアシナガコガネも登場です。 オケラ(ケラ)はどこにでもいてジー、ジー鳴いているのに、都会ではなかなか姿を見ることができません。なにせ、モグラと同…

虹色のゴミ

ちょっと忙しくて時間のない時は、特別出演シリーズでごまかそうと思います。最近の写真を整理していて「あっ、これ紹介し忘れてた」という連中です。 今回は神奈川の秦野にいたニジゴミムシダマシです。遠目にはゴミ。でも近づくと、とてつもなくきれいです…

樹液の森の主役たち

嵐山と言えば、オオムラサキは外せません。狙いはカブトムシとの共演でしたが、残念ながら、カナブンとの共演が精一杯。相手は自然ですから、なかなかこちらの思い通りにはなりませんね。 まずは♀。茶色くて地味ですが、この体の太さはすごい。ヤママユガ並…

ようやく出会えたルリボシカミキリ

15日の埼玉県嵐山。市川散歩の市川さんに負けじと、ルリボシカミキリを探しに行きました。あの神秘的なブルーを見ないことには、夏は終われません。毎年見られる秦野が今年は空振りに終わったので、嵐山への期待が膨らみます。 すると、駐車場に車を止めて…

白い桑の枝はクワカミキリの犯行

新宿御苑には大きなカミキリムシがいました。クワカミキリです。かなりの迫力です。こんなのが沢山いたら、小さな桑の木はすぐ枯れてしまいそうですね。 別の桑の木にもいました。樹皮がガリガリかじられて、枝が白くなっています。これがクワカミキリを探す…

再開は縁起のいいホウネンダワラから

仕事が忙しくてブログはなおざり。これはいけませんね。ぼちぼちでも、ブログを再開していきたいと思います。持ちネタは沢山あるんですが、何からいこうかな。と考え始めると、私の性格としては、変なものからスタートしてしまいます。 10日の新宿御苑。ク…

どれが蝶でどれが蛾

箱根の蝶で嬉しかったのは、ウラギンヒョウモンです。これは都会では見られないですからね。ヒョウモンの羽の表を見て、一瞬にして種類を言い当てるのは至難の業。でも、ウラギンの裏は銀色の紋がたくさん並ぶので、すぐに分かります。 表はこんな感じです。…

湿原の宝石オオルリハムシ

箱根仙石原と言えば、神奈川県ではここにしかいないというオオルリハムシ。大きいものは体長1.5センチぐらいあるというから、ハムシにしては超ビッグサイズです。 だいぶ数が減っているらしいので、一発勝負は無理かな、ということで埋め草用の雑虫を撮り…

ウリボウ撮影は命がけ

6月30日は箱根にいました。狙いはオオルリハムシです。出会えたかどうかは、さておいて、珍しく今回は動物、イノシシです。農作物の被害から人的被害まで、箱根の住民を悩ませているイノシシですが、それでも子供のウリボウは可愛いものです。 湿生花園裏…