虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2017-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ワライカワセミに笑われて・豪キュランダの旅

キュランダのバロン川沿いにはワライカワセミ(Laughing Kookaburra)がいますが、なかなか姿は見えません。聞こえるのはケラケラという、大きな笑い声だけ。馬鹿にされているような気分になります。多くの人が同じ思いを味わったのでしょう。でなければ、笑…

熱帯カラーのコメツキムシ・豪キュランダの旅

キュランダには散策路が幾つもあるのですが、蝶やトンボ以外の昼間の虫探しは難しいです。外国だと食草、食樹が皆目見当も付かないので、「たまたま見つける」という効率の悪い探し方にならざるを得ません。 そんな中で、たまたま目の前にいたのが、このコメ…

世界最大の蛾・豪キュランダの旅

世界最大の蛾と言えば、諸説ありますが、オーストラリアのヘラクレス・モスが最有力候補です。日本のヨナグニサンとほぼ同種のアトラス・モスもでかいですが、翅の平均的な面積での比較では、どうやらヘラクレス・モスの♀に軍配が上がるようです。まあ、「1…

木場公園にもルリカミキリ進出

江東区木場公園のミドリアムの周辺には、ベニカナメモチ(レッドロビン)の長大な垣根があります。赤い新芽、若葉が目に鮮やかです。虫が付きにくいので、垣根、街路樹として最近大人気ですが、ここまで増えてくると、虫の方も放ってはおきませんね。 6月上…

日本三大テントウ虫の一角を占めるハラグロオオテントウ

日本三大などと言うと、雄大な光景が目に浮かびますね。例えば三大河川と言えば、信濃川、利根川、石狩川です。ゆく川の流れは絶えずして、しかも、もとの水にあらず。悠久の時の流れを感じます。 しかし、とっても小さな三大もあります。日本三大テントウ虫…

トンボの翅もデザイン豊富・豪キュランダの旅

さすがは熱帯。豪キュランダのトンボは、翅のデザインが色々で楽しい。 ネットで見つけて、一番見たかったのが、翅にきれいな斑点を散らしたこのトンボ。グラフィック・フラッタラーというチョウトンボの仲間です。グラフィック・デザイナーが作ったガラス細…

ユリシス(オオルリアゲハ)全滅の悪夢・豪キュランダの旅

トロトロとしている間に、もう次の海外虫旅の予定が迫ってきました。やっつけ仕事で、オーストラリア・キュランダの虫を片付けないといけません。 もともとの安易な計画では、オーストラリア最大の蝶園であるキュランダのバタフライ・サンクチュアリで、幸せ…

ススキに集まる虫一覧

多摩川や荒川の河川敷のススキ原。ひっかき傷のような食痕に目を凝らしていれば、たいてい見つかるのがクロトゲハムシ。人気のトゲトゲの仲間では一番地味ですが、一番身近で簡単に見つかるトゲトゲですね。 そうそう、この食痕です。こんな派手なのがあれば…

ツツジに集まる虫一覧

虫好きにとって、図鑑は必需品。特にネット上の無料の図鑑は本当にありがたい。いくら感謝しても、感謝し切れないですね。それに比べて、虫記者のブログは…。 少しは役に立ちたくて、このジャンルの書庫を始めたのですが、面倒くささが先に立って、全然進み…