虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

世界の昆虫、絶滅の危機。大量絶滅期は既に始まっている

「世界の昆虫の41%が絶滅の危機。英国の田園地帯の蝶は1976年以降46%減少。ドイツの自然保護区の昆虫が26年間で75%減少。渡りで有名な北米のオオカバマダラは10年間で80%減少」。 日本だけでなく、世界の昆虫界でも、大変な事態が起きて…

里山の蝶の4割が絶滅危惧種になりかねないって本当?

里山の蝶の4割が絶滅危惧種になりかねない危機的状況にあるそうです。これは朝日新聞も、NHKも報道するぐらい恐るべきニュースです。 「モニタリングサイト1000里地調査」という環境省事業で、日本自然保護協会が調査を担当したというので、信頼性は…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑬ブキティマからマレー鉄道跡、セントーサへ

ブキティマ山のふもとの秘密の小道には、蝶も多かったし、小川にはスッポンもいました。でも、本当は歩いてはいけない危険な道だったのです。 花に来ているエルナシロサカハチシジミは可愛いですが、実は獣糞など汚いものも大好きです。 花に来るエルナシロ…

ボルネオの昆虫総まとめ①キナバル山の玄関口、コタキナバル

ボルネオと言えば、オランウータンやテングザルがいるジャングル。でもキナバル山の玄関口のコタキナバルは結構な都会です。しかし玄関口でさえ、虫がたくさんいる。さすがはボルネオですね。 ヤフーブログ閉鎖に伴う総まとめ復活作業。今回はコタキナバルと…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑫シンガポール最高峰ブキティマに火の鳥アカショウビン

シンガポールの虫旅4日目は、決死の登山。なんて、嘘です。シンガポールに山なんてあるわけないですね。でも、一応現地日本人の間で「山」と呼ばれているのが、最高峰のブキティマ山です。標高はわずか163メートルで、シンガポール人はだれもこれを山と…

マレーシア(半島部)の昆虫総まとめ③思い出のキャメロンハイランド

ヤフーブログ閉鎖に伴う記事復活総まとめ。今回はマレー半島のキャメロンハイランド。なにせ2012年のことですから、その後開発が進んで今はどうなっていることやら。虫たちの窮状が思いやられます。 あの頃はまだ、あまりブログに慣れていなかったので、…

日本最小のスズメガ「ホシヒメホウジャク」は蛾だけどかわいい

たまに日本の虫。1カ月ほど前に自宅で羽化したホシヒメホウジャクです。大きいと不気味なスズメガの仲間ですが、小さいというだけで可愛く見えますね。日本最小だそうです。 ホシヒメホウジャク。こんなに小さくてもスズメガの仲間です。日本最小です。 幼…

シンガポールの沿線昆虫ガイド⑪シンガポール動物園のオープン・コンセプトって何?

シンガポール旅3日目は、オープン・コンセプトの先駆けとして世界的に有名なあのシンガポールZOO、シンガポール動物園です。昆虫記者のために無料開放されるからオープンなのではありません(結構料金高いです)。檻をなくして、動物が暮らしやすい自然…

◎マレーシア(半島部)の昆虫総まとめ②昆虫記者の原点編

ヤフーブログ閉鎖に伴う過去記事総まとめ。今回はマレーシア半島部の高原、フレーザーズヒル編です。ここは昆虫記者がシンガポール特派員時代に、ある昆虫教室の取材で訪れて、テナガコガネ、コーカサスオオカブト、テイオウゼミなど巨大昆虫との出会いに感…