虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

東京都心のカブト、クワガタ探しは、田舎よりずっと楽ちんで高確率

夏休みだー。カブトムシだ、クワガタだー。という男の子たちが、デジタルゲームがあふれるこの時代にどれほど生存しているのか、はなはだ疑問ではありますが、それでもきっと、夏休みになればやっぱりカブト、クワガタ探しに明け暮れる子供たちがいるはずと…

バンのお尻はなぜ白い。素敵なヒップを自慢しているわけではないらしい。

水元公園の睡蓮の池にバンがいました。バンと言えば、ペンキを塗ったような鮮やかな赤色の額板(クチバシの上部から頭部にかけての板みたいなのをこう呼ぶそうです。ヒタイイタではなくガクバンと発音します。恥ずかしながら今回初めて知りました)と、赤と…

可愛いのは幼少の一時だけ。外来の嫌われ者になったキマダラカメムシ

最初は外来種の大型カメムシということで、ちょっと物珍しかったキマダラカメムシですが、いつの間にか関東では、ほとんどどこの公園でも見られる邪魔者、嫌われ者になりました。なにせカメムシですから、臭い。大型だから臭さも大型。在来のカメムシを圧倒…

都心のプラタナス並木を枯らす大害虫にのし上がったゴマダラカミキリ

連休真っただ中。GO TO キャンペーンですね。さあ出かけましょう。と言っても東京都民は外出はなるべく自粛。それでも、昆虫記者はGO TO 虫撮りキャンペーンです。とか言って、遠出するわけではありません。近場も近場、超近場。なんと自宅前のプラタナス並…

シンガポールの沿線昆虫ガイド㉓蝶の羽化も見られるチャンギ空港のバタフライガーデン

シンガポール・チャンギ国際空港のバタフライガーデンでは、蝶の羽化も観察できます。蛹の展示数が半端ではないので、午前中なら羽化のシーンを目撃できる可能性がかなりあると思います。大抵の蝶は、未明から明け方に羽化するのですが、ちょっとお寝坊の蝶…

シンガポールの沿線昆虫ガイド㉒チャンギ空港のバタフライガーデンで夢気分

久々に海外旅行…なんて行けるわけない。シンガポール虫旅…なんで行けるわけない。でも、たまには新型コロナウイルスなんて忘れて、夢気分に浸りたーい。ということで、今回は久々にシンガポール昆虫ガイドが復活。世界初の空港内バタフライガーデン(蝶園)…

皇居外周コースはジョガー専用にあらず。都会の昆虫オアシスでもあります

皇居の内堀にはイタドリが多いので、当然イタドリハムシがいます。イタドリは「蓼食う虫も好き好き」のタデ科の草ですが、タデ科の草には結構色々な種類の虫がいて、「蓼食う虫」の例えはあまりピンときませんね。 イタドリと言えばイタドリハムシ。皇居外周…

ツマキチョウの蛹は木のトゲにしか見えない超絶擬態

先日の日比谷公園でのヒメシロコブゾウムシ探しの後は、皇居の内堀へと移動。このあたりは桜の季節なら可憐なツマキチョウの舞い姿が見られます。しかし訪れたのは5月だったので、もうツマキチョウはいません。それでも諦めないのが昆虫記者です。 菜の花も…