2016-11-01から1ヶ月間の記事一覧
埼玉・秋ヶ瀬公園のカメムシ集団。今回はいつものアカスジキンカメムシです。 エノキとか、ミズキとかでも集団が見られますが、一番確実なのは、ここではなぜかメタセコイア。 晩秋になると、低い枝先で、終齢幼虫が越冬準備の集団を形成します。 長い冬を一…
埼玉・秋ヶ瀬公園。晩秋になるとカメムシが「おしくらまんじゅう」を始めます。まずは、ヒメジュウジナガカメムシ。 11月初め、まだセイタカアワダチソウが花盛りの頃。アワダチソウの黄色の花にオレンジ色の集団が。ヒメジュウジナガカメムシと言えば、ガ…
エビガラスズメが羽化しました。エビガラは蝦殻と書くようですが、海老の柄の方がファッショナブルでいい感じです。 羽化直後は羽が伸び切っていないので、海老の柄が際立ちます。グレーのショートコートを肩にひっかけて、その隙間から、ど派手な海老柄をの…
以前にケヤキで見つけた緑色の水まんじゅうのようなケヤキナメクジハバチの幼虫を紹介しましたが、実は10月にもう一種類、ナメクジハバチの幼虫を見つけていました。 それは桃の葉にいたオウトウナメクジハバチです。ケヤキナメクジハバチのような清潔感は…
冬の足音が近づくと、房総半島を南下して、あのオレンジ色のニクイやつに会いたくなります。夕刊フジじゃないです。オオキンカメムシです。あの南方系の色合いは、木枯らしの季節に、かりそめの南国気分をもたらしてくれます。気分が落ち込んだ時には、効果…
マレーシアの高原リゾート、フレーザーズヒルはハタザオツノゼミのパラダイスでもありました。 しかし、パラダイスと呼ぶにはいかにもつらそうな人生、虫生に見えます。アブラムシと同様に、その生活は常にアリに蹂躙されています。 幼虫の集団を搾取するア…
虫の少なくなった11月に見つけた貴重なキタキチョウの幼虫。キタキチョウは成虫越冬なので、まだ羽化までもっていけるかも、と大切に育てていたのですが、数日前にプラケースの中を覗くと、何と、萩の葉からホウネンダワラ(豊年俵)がぶら下がっているで…
ご近所の柵に巻き付いていた10本ほどの西洋アサガオが、ほとんど丸裸になっていました。こんなことをするのは、エビガラスズメに違いありません。サツマイモの害虫として知られるエビガラスズメですが、アサガオも同じヒルガオ科なので、被害を受けていま…
マツヘリカメムシは、米国出身で初来日が確認されたのが2000年代に入ってからという新参者の害虫です。 本日皇居東御苑にて、その生存を確認しました。西の丸庭園の休憩所で休んでいると、目の前の壁をカメムシが歩いています。写真でしか見たことのない…
温暖な三浦半島は11月になっても、まだ虫が豊富です。スカシカギバもいました。冬の蛾ではないですが、三浦は暖かいので、季節外れの虫も元気です。 羽を飾る曇りガラスのような半透明の窓が、不気味で、かつ、おしゃれです。遠目には、あばら屋のボロボロ…
キタキチョウの成虫が、羽化が近い蛹にとまっている写真が、ネット上に多くありますが、本日その現場を目撃しました。蛹が♀のホルモンを分泌していて、♂が羽化を待ちきれずに求愛しているという説が有力ですね。 嘘か本当かは分かりませんが、本当だとしたら…
前回はカナムグラを食べるアカタテハを紹介しましたが、「キタテハの幼虫を探しに行ったのに、キタテハを見つけられずに、苦し紛れにアカタテハでごまかしたんじゃないの」と思っている人もいるかもしれません。 そんな汚名を着せられたままでは、居ても立っ…
茎にトゲがある意地悪な草のカナムグラ。子供の頃に半ズボンでカナムグラの茂みに足を踏み入れ、ミミズ腫れを作った痛い記憶がある人も多いことでしょう。 カナムグラと言えば、キタテハの幼虫の食草ですね。ところが、場所によっては、キタテハよりも、アカ…