虫撮る人々

地球は人間の所有物と思ったら大間違い。虫も獣も鳥もいる。昆虫記者の私的ブログです。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

アオゲラ?ボケ写真で犯人特定できず

それでは、26日の代々木公園にいた謎の鳥の正体を明かしましょう。そうです、アオゲラです。えっ、写真がボケボケで何だか分からない?。買ったばかりの一眼レフカメラが泣いてる?。こんな写真ならガキでも撮れる?。だって、夕方だし、遠いし、動きは速…

冬眠明けのアカホシテントウ

27日の代々木公園。梅は咲いたか、桜はまだかいな~と口ずさみながら出かけましたが、梅もまだ一分咲き。しかたなく、アカホシテントウを探します。 いました、いました。まだ越冬モードのもいますが、もう冬眠から覚めて、歩き回っているのもいます。 周…

ノスリだったらどうしよう

26日の千葉市・泉自然公園。小6の息子が行方不明になるという大事件が起きました。15分で戻って来るはずが、1時間近くたっても、集合場所に現れません。必死の捜索で見つけ出すと、何かワシみたいな鳥を撮っていたと言い訳します。 モニターで確認する…

電車おたくのホシゴイ

春うららの金曜日、会社帰りに皇居の外堀に行きました。昔はよくここで、クチボソ釣りとかやったものです。ふと見ると、土手の中ほどに大きな鳥。ホシゴイ(ゴイサギの幼鳥)のようです。じーっとどこかを見つめながら、微動だにしません。茂みの中に隠れて…

ブータンシボリアゲハとウンナンシボリアゲハ

先日、母校の(真っ赤な嘘です)東京大学へ行ってきました。目指すは世界最後の幻の大蝶「ブータンシボリアゲハ」の展示です。去年、80年ぶりに日本の調査隊が、その存在を再確認し、大騒ぎになったあの蝶です。 標本はブータンに残してきたのですが、ワン…

ゴイサギの「ろくろ首」

珍しく仕事が忙しくて、ご無沙汰しました。今回は、Birdingさんに居場所を教えていただいたわが家の近くのゴイサギの物語です。 昔々、中央区月島に、首のない、かわいそうな鳥がおったそうな。名はゴイサギと言ったそうな。「神様、私に首を下さい」…

越冬トンボ発見で満場の拍手

千葉県の大町自然園。後編は、今や「市川散歩」の市川さんの代名詞のようになったホソミオツネン(越年)トンボです。 自然園近くの雑木林に到着すると、市川さんが「ほれ、ここに」「ほれ、あそこにも」と次々に越冬中のオツネントンボを発見していきます。…

青い鳥の過剰サービスにたじたじ

18日は、またまた、皆様のフィールドお邪魔シリーズ。「市川散歩」の市川さんの本拠地の大町自然園に遠征しました。不慣れなフィールドでもたもたしていると、待ち構えていたかのように登場したのは市川さん。「土曜に行きます」と宣戦布告していたので、…

地球外生命体に遭遇

18日の葛西臨海公園。ムラサキツバメの安否を確認に行ったのですが、昨年末に集団越冬していた場所はもぬけの殻で、生存は確認できませんでした。その上、急に雪が降り始めて、ムラツ捜索隊の私までもが遭難しそうになりました。 猛吹雪(北国の人にとって…

これぞバードウォッチャーの鏡

皇居の堀にはカワラヒワの群れも来ていました。木の枝と地面を行ったり来たりしていたので、ようやく背中の波模様を入れた全体像を写すことができました。 低い木にもとまってくれたので、群れの姿も撮れました。 「やったー。これでカワラヒワ卒業」と喜ん…

美ジョガーの群れとヨシガモ

「がっちゃん」さんのコメントで突然、皇居のヨシガモのことを思い出しました。毎年同じところにヨシガモの群れが来ています。ただ、撮影を思い立ったのが11日の土曜日。ものすごい数のジョガーが予想される中、桜田門に向かいました。 ちょっと小さめの群…

春ですよー。テントウ虫活動開始

皆様のフィールド勝手にお邪魔シリーズ、今回は新治市民の森。「ちゃわんむし」さんのブログで知った公園です。12日は好天に恵まれ、尾根道の途中にあった陽だまりの斜面はポカポカ陽気。ここだけは、もう春が来たという感じで、タンポポやヒメオドリコソ…

オシドリの超能力

厳寒の日の明治神宮。宝物殿の前の池でオシドリがたくさん泳いでいました。10羽以上いるようです。と、その時、群れの中の一羽がすくっと水の上に立ち上がったではありませんか。そして水の上を歩いていきます。超能力ならぬ鳥能力です。忍法アメンボの術…

意外と気の荒い巫女さん

皇居の堀にミコアイサを見に行きました。巫女と呼ばれるだけあって、清楚なお姿です。周囲に沢山いるキンクロハジロとは大違いです。 ところが、正面から見ると、モヒカン頭にサングラス。どう見ても堅気の鳥ではありません。 そして、大あくび。清楚なイメ…

エノキの根元をかき分ける変なおじさん

冬になると、エノキの大木の根元で落ち葉をかき分けている変なおじさんの姿を目にすることがあります。こうしたおじさんの狙いは、オオムラサキの越冬幼虫。しかし、都心にはオオムラサキはいません。したがって、都心の変なおじさん、つまり私の狙いは、誰…

キツツキに技を教わる勉強熱心なメジロ

谷津干潟を一周した後、hanaoyajiさんのテリトリーにお邪魔すると、コゲラが歓迎してくれました。 コゲラがコツコツと木をつついていると、新しいお客さんが。 メジロ「コツコツって何してるんですか。楽しそうですね」 コゲラ「遊んでるんじゃない…

和製フラミンゴを発見

立春の谷津干潟。ついに恐れ多くもbirdingさんの本拠地に進出です。そこで発見したのは、一本足で休む和製フラミンゴの姿でした。 優雅に干潟の中を歩いていたセイタカシギが、片方の足を徐々に体の中に格納していきます。 そして、最後には、完全に…

高級朽木に喜ぶ卑しいカブト

今日は雨なので、わが家の虫たちの近況を御報告します。昨年カブトムシを飼っていたプラケースをほったらかしにしていたのを思い出し、腐葉土をひっくり返してみると、糞だらけになったカラカラの土の中に、4匹幼虫が生き残っていました。近くのホームセン…

御苑は熱帯インコの天国に

先日代々木公園でみつけた熱愛インコ。調べてみると、新宿御苑には大集団がいるらしい。3日に早速行ってみると、ギー、ギーと熱帯のジャングルを連想させる声。バサ、バサと羽音がしたと思ったら、10数匹の群れが飛び立ちました。見慣れない細長い尾。イ…

野生化インコの熱愛発覚

代々木公園で熱愛現場を目撃しました。周辺に発展場があるから気を付けなさいと妻に注意されていましたが、こちらは異性間の純愛のようです。といっても、人間ではありません。鳥です。鳥といっても、どうやら普通の野鳥ではないようです。ネットで調べたら…

久々に笑顔のアカスジキンカメと再会

1日の代々木公園、久しぶりに笑顔と再会しました。アカスジキンカメムシの幼虫です。本物の顔も味がありますが、背中の屈託ない笑顔模様を目にすると心がなごみます。晩秋には越冬前の集団をよく見ますが、真冬の越冬姿を見たのは初めてです。テントウムシ…

かき氷好きのツグミ

30日の浜離宮。この寒い中、ツグミが雪を食べているところを目撃しました。固まった残雪を小さく割って食べているようです。シャーベットとか、かき氷とかの感覚なのでしょうか。冷たいものばかり食べてお腹をこわさないかと心配です。まあ、鳥が暖かいス…