テントウ虫の越冬風景。今冬も色々とにぎやかでした。
テントウ虫の越冬風景をご紹介。今冬も色々とにぎやかでしたが、そんな越冬中の虫たちも目覚めてしまいそうな暖かい日が続いていますね。
まずは、あまり見かけないナミテントウとキイロテントウのコラボ。

次いで、枯葉の山の中の越冬集団。たくさんの落ち葉があるのに、一枚の葉を選んで越冬するのは、暖を取りたいのか、話し相手が欲しいのか。


越冬中のテントウは、百匹単位の大集団になることもありますね。ギュウギュウでちょっと息苦しそうにも見えます。


師走なのに蛾の発生ラッシュ。冬らしい蛾と、冬には不似合いな蛾(たぶん次回)。
師走の虫探しは寂しいもの。でも12月に出てくる蛾は結構多くて、そこそこ楽しめますね。ここ1週間の顔ぶれも、まずまずでした。
まずはデザインが秀逸なニトベエダシャク。はっきりと目立つデザインなので、同定に悩む必要がないのが嬉しい。春には幼虫がたくさん見つかるのに、毎年飼育に失敗しているのは悲しい。




次はチャエダシャク。この時期たくさん見られる地味な蛾です。トイレの壁にいると目立ちますが、樹皮にいると擬態風に。これも毎年、幼虫の飼育に失敗しています。



続いては、定番中の定番、クロスジフユエダシャク。これも1回幼虫飼育に失敗しています。

次もこの時期のトイレの壁の常連、カバエダシャク。

11月に幼虫を見つけて室内で飼育していたら、春を待てずに12月に羽化してしまった蛾も何種類かいて、この1週間は大忙しでした。室内飼育は南向きの部屋は避けないとだめですが、狭いわが家ではなかなかそうもいかない。
次回はそんな時期外れの蛾を紹介しようと思いますが、最近さぼってばかりなので、いつになるやら。
この渦巻の正体は?ヌルデの葉を芸術的に巻く、あまり芸術的でないイモムシ。
しつこく、しつこく、ヌルデの虫シリーズを続けたいと思います。今回は、ウスマダラマドガ。見どころは、幼虫がヌルデの葉で作る作品です。
幼虫も、成虫も、外見上はあまり取りえがないのですが、幼虫の作品はちょっと芸術的で、ちょっとおもしろいです。
まずはその作品を渦巻の正面から見て見ましょう。何が何だか分かりませんね。



マドガもこれと同じような渦巻を作りますが、マドガの場合は素材がセンニンソウやボタンヅルという小さな植物の葉なので、作品も小さく、目立たなくなります。
それに対し、ウスマダラマドガの渦巻きの素材は、そここそ大きな木で、わりと大きな葉を持つヌルデなので、作品もそこそこ迫力のあるものになります。
そしてなぜか、ウスマダラマドガの幼虫がヌルデの葉を巻く際には、左右に1対の渦巻き(単独のものや、左右2対のものもある)になることがよくあり、その場合は渦巻の芸術性が高まります。
しかし、ウスマダラマドガの見どころはここまで。渦巻をほぐすと出てくる幼虫は、非常に地味です。そして成虫もかなり地味です。なので、ウスマダラマドガの幼虫を飼育しようなどと考える人は(昆虫記者以外)、ほとんどいません。それに、以前書いたようにヌルデはウルシの仲間なので、かぶれやすい人は手を触れない方がいいですね。



ヤマカマスの超小型版、ハイイロリンガの繭作りは職人技。
かなり前に予告していたハイイロリンガの繭作りです。
ウスタビガの繭のヤマカマスに非常に良く似ていますが、ずっと、ずっと小さいです。ウスタビガの幼虫、繭作りの観察は大変ですが、ハイイロリンガの繭作りの観察はずっと、ずっと容易です。
ハイイロリンガの場合、まず、春から夏にかけて、幼虫がたくさんいる(ウスタビガの幼虫は少ない)。そして幼虫がたくさんいる場所が、どこにでもあるヌルデの幼木(背丈0.5~2メートルぐらい)なので、捕獲が容易(ウスタビガの幼虫はたいてい高いところにいる)。
小さいイモムシなので、餌の確保が容易な上、小さい容器で飼える。
ということで、ハイイロリンガの繭作りの観察の始まり、始まり。









ウスタビガもほぼ同じように繭を作って、ほぼ同じように繭から出てくるようですが、その観察は大変。ハイイロリンガなら、同じような過程をお手軽に観察できるので、是非お試しあれ。
子ども時代に戻って夏の定番虫撮り。やっぱりカブトとクワガタですね。
このところずっと、イモムシ系になっていましたが、8月も中旬に入って、真夏も終わりかけてきたので、イモムシなどのついでに撮った夏の定番、カブト、クワガタを紹介します。
男の子の夏の虫捕りといえば、やっぱりカブトとクワガタ。カブクワを見ると、童心に戻りますね。最近は遠出していないので、東京町田市と神奈川県川崎市のカブクワです。都会の一角の公園にも、まだカブクワが健在って、嬉しいですね。
まずは町田市のカブト、クワガタです。




以下は川崎市の公園の樹液酒場の様子です。


今年はヌルデの虫にちょっとこだわってみた。まずはハイイロリンガ。
今年はヌルデの虫にちょっとこだわってみようと思います。ただし、ヌルデはウルシ科の植物なので、かぶれやすい人は注意しましょう(毒性はかなり弱いようで、たいていの人は軽く触れる程度でかぶれることはないようです)。
まずは、ハイイロリンガ。成虫の翅の繊細な模様は、まるでモザイク画のようです。ハイイロリンガというパッとしない名前を付けられて、かわいそうになるくらいです。しかし、わりと小さい蛾なので、成虫を見つけるのは難しいかも(数は多いので灯火採集をやる人なら簡単かも)。



なので、この繊細なモザイク画をどうしても見たいと言う人は、ヌルデの葉裏にたくさんいる幼虫を飼育するのがいいです(しつこいですが、かぶれやすい人は注意)。
食痕のある葉が、下方に向けて少し丸まっていたら、その裏側に幼虫がいる可能性が高いです。


ただし幼虫は非常に地味で、飼育意欲がわきにくいです。きれいな成虫の姿を想像しながら、我慢して飼育しましょう。
さらに、ハイイロリンガの幼虫を飼育すると、ちょっとした「おまけ」をゲットできます。それは奇妙な形状の蛹。蛹作成の過程も面白いので、その様子は次回(最近なまけ気味なのでいつになるのやら)のお楽しみに。
あっ、スカシカギバをアップし忘れてた。冬のイモムシ探し。
冬のイモムシ探し、全部アップし終わったと思ったら、大事なスカシカギバを忘れてました。ずっと前にyahooに記事を書いたので、終わった気になってました。

ほぼ真夏なのに、いまさら3月初めの話です。横浜市の某公園のシラカシの幼木に、小さな鳥の糞のような物が付着していました。それがスカシカギバの若齢幼虫でした。


カギバの仲間の多くと同様に、スカシカギバの幼虫も、基本的に葉の表側にいます(葉をひっくり返して探す面倒がない)。若齢幼虫は、葉の表面を削るように食べていました。
少し大きくなると、葉全体をバリバリ食べるようになります。





ちょっと面白いのが蛹室の作り方。葉を前後に2分割して、葉柄に近い方を筒状に巻いた中で蛹になりました。先の方は巻かないので、結果的に葉が銛(もり)のような、矢印のような形になります。2匹の幼虫が同じ形の蛹室を作ったので、気まぐれではないようです。

そして羽化。成虫の見事な透かし模様を見ると、どうしてもステンドグラス遊びをしたくなりますね。

