昆虫趣味の冬は暇ですね。なので、暇つぶしについ、今日もまたクワエダシャクを探しに。
おっ、1匹いました。でもよく見ると、枝擬態のクワエダシャク幼虫のすぐ下に、枝と並行に張り付いたのがもう1匹。
少し離れて見ると、上にもう一匹いますね。
もう少し離れて見ると、その上にさらに1匹。計4匹。これは1つの小枝で昆虫記者が見つけた最高記録です。
周囲を探すと、このクワの幼木には、10匹以上、下手すると20匹ぐらいのクワエダシャク幼虫がいました。
4匹がきれいに並んで、枝擬態している姿をご覧ください。短い小枝が妙に多いクワの木という感じですね。見事な連係プレー、シンクロナイズドスイミングの静止画像のようです。
この時期のクワエダシャク幼虫の大きさはこんなものです。手のひらと比べてみるとかなり小さいことが分かります。
そんなこんなでクワエダシャク幼虫とたわむれていると、クワエダシャク幼虫2匹が交差してⅩ状態になっている光景に遭遇。
なんて訳はないですね。1匹を撮影していた時に枝を揺らしてしまったようで、別の1匹が驚いて、上から糸で吊り下がってきたのでした。冬でも危険を感じると、糸を出してぶら下がることがあるんですね。
せっかく静かに越冬していたのに「起こしやがって、コノヤロー!」というダメ出しのⅩ、バツ印かもしれません。